2024.5.20
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お役立ち情報
スポーツトレーナーになりたい!と思っても、今では様々な知識や技術、資格を持ってスポーツ選手をサポートしています。
以前は「スポーツトレーナー」と言う一つのお仕事でしたが、今ではより専門的になり「スポーツトレーナー」と言う広義な意味ではなく、狭義な意味で分類されるようになりました。
これからスポーツトレーナーを目指そうと思う方は、どのようなスポーツトレーナーになりたいのかによって種類が違ってきますし、仕事内容も違います。そうするともちろん取得すべき資格も違ってきますので、スポーツトレーナーとして活動するための色々な種類とその仕事内容を紹介します。
関連記事:スポーツトレーナーの魅力と多様な仕事内容を徹底解説!
今回、この記事ではサポートする対象者をアスリートや競技者に絞ったスポーツトレーナーの種類や仕事内容を紹介します。
もちろんスポーツ選手のサポート以外に一般人の健康・体力の維持向上のサポートも、スポーツトレーナーのお仕事の一つでもあります。
スポーツトレーナーとしてスポーツ選手などをサポートするスポーツトレーナーの種類は以下の4つに分かれます。
スポーツトレーナーの種類によって仕事内容が違ってくるので、学び方や資格などが違います。また、それぞれのトレーナーの仕事内容が大きく違う点もありますが、被る点も多々ありますので、それぞれのスポーツトレーナーの種類と仕事内容などを一つずつ紹介をします。
スポーツトレーナーのイメージは、このアスレティックトレーナーのイメージが強いのではないでしょうか?スポーツ観戦をしていると、選手のウォーミングアップをしたり、ストレッチをしたり、テーピングを巻いたりしている人たちです。
アスレティックトレーナーの仕事内容は、選手の怪我や痛みの予防や怪我をした時の処置、競技に復帰するまでのコンディショニング。また競技力アップなどのコンディショニング全般的なサポートになります。
主な仕事内容は、選手の体調管理を行い、ストレッチやテーピングを巻いたり、トレーニングメニューを作成したり、練習後に疲労回復のためのアイシングやメンテナンスなどがあります。
メディカルトレーナーの仕事内容は、アスレティックトレーナーと被る部分はありますが、怪我や痛みを予防することと早期回復に努めることになります。
ドクターとの連携が必須になりますので、医療系の知識や技術を身につける必要があります。
怪我をした時にすぐに処置を行い、練習復帰までのリハビリやトレーニングメニューの作成と指導を行います。
ストレングストレーナーの仕事内容は、主に選手のトレーニングにおいてのコンディション作り全般です。
個別やグループでのトレーニングメニューを作成し、指導を行います。
トレーニングの目的も競技や選手、時期などによって変わります。パワーアップ、アジリティ(敏捷性)アップ、持久力アップなどトレーニングの目的によって内容が変わりますので、1年間を通してのトレーニングスケジュールの作成や、選手に必要なトレーニングを見極め、メニューを作成し、指導することが求められます。
最近、よく聞くようになったのがこのコンディショニングトレーナーです。
コンディショニングトレーナーの主な仕事内容は、怪我や痛みを予防することと競技力を高めることです。メンテナンスやトレーニングの両面から選手のコンディションをサポートしています。
4つのスポーツトレーナーの種類と仕事内容をみても、よく似ていると思われます。ただ何でもできます!と言うよりどの部門が得意なのかを明確にして行く必要があります。
ちなみにレエールSCTSでは「スポーツコンディショニングトレーナー」と言うスポーツトレーナーを育成しています。「NSCA認定パーソナルトレーナー」+「スポーツ整体師」のトレーニングとメンテナンスの両方が出来るスポーツトレーナーになります。
スポーツトレーナーの種類や仕事内容がわかった時点で、それぞれのスポーツトレーナーとして活動していくためにおすすめの資格をご紹介します。以下の資格のうち一つでも取得すればスポーツトレーナーとしての活動がやりやすくなります。
主なスポーツトレーナーで活動する資格
一つずつ解説をします。
NSC認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)の資格は、学校やスクールに通わなくても独学でも取得が可能です。またNSCA-CPTのスクールでも通学をせずに資格が取得できるオンラインスクールなどもありますので、働いている方や、家にいることが多い方や、近くにスクールがない方でも取得が可能です。
NSCAでは「NSCA-CPT」ともう一つの資格「NSCA-CSCS」がありますが、当スクールの受講生はNSCA-CPTの資格を取得してスポーツ選手のサポートを行っています。
当スクールでもNSCA認定パーソナルトレーナーコースを開講しておりますが、パーソナルトレーナーとしてスポーツ選手のトレーニングを行うことが出来ます。
柔道整復師は整体師と間違える方もいらっしゃいますが、整体師と違って国家資格になります。主に大学や専門学校に通って国家試験を受け、合格すると柔道整復師の資格が取得できます。
接骨院の先生と言えばわかる方も多いと思います。
柔道整復師の役割は、骨や関節、筋肉、腱、靭帯などの外傷性の損傷に対して整復、固定、物理療法等で施術を行うことです。
柔道整復師の詳細は下記のサイトをご覧ください。
理学療法士と言う資格を聞いたことがない方もいらっしゃるかも知れませんが、病院のリハビリの先生と言えばお分かりになるのではないでしょうか?
理学療法士はメディカルトレーナーとして怪我をした後などのコンディショニングのスペシャリストだと思ってください。
柔道整復師と同様に大学や短期大学、専門学校に通って国家資格を受け、合格すると理学療法士の資格が所得できます。
スポーツトレーナーは今ではより専門的なトレーナーとして活動をしていますので、まずはスポーツトレーナーとしてどのようにスポーツ選手をサポートして行きたいかによって資格が違いますし、学び方、働き方、活動の仕方が違ってきます。
スポーツトレーナーとして30年近く活動をし続けていますが、一つだけ言いたいことがあります。
これは持論ですし長年経験してきて感じていることが、スポーツトレーナーとコーチや指導者の役割が違うと考えていますので、ご自分が学生時代からされてきた競技の選手をサポートする場合、トレーナーの役割を忘れないようにすることが大事です!
チームなどにスタッフとして年間通してフルでサポートできる場合は別ですが、単発(短期間、大会のみなど)でサポートする場合は、コーチや指導者の立場と、トレーナーの立場が違うということ線引きして欲しいと思っています。
どういうことかと言うと、ついつい学生時代にやってきた競技の選手をサポートすると、トレーナーとしての選手の関わり方の他に、コーチや指導者として選手と関わってしまうことです。
選手は日々、コーチや指導者からアドバイスをもらっていますが、単発でサポートするトレーナーが、日頃のコーチや指導者のアドバイスなどもわからないまま、選手にアドバイスをするともしコーチ・指導者のアドバイスと違っている場合は選手は困り果ててしまうと言うことです。
ちなみに僕は学生時代はハンドボールをしてきましたので、トレーナーとして選手をサポートできるようになった時は、あえて経験をしてきたハンドボールの選手をサポートしないと決めていました。
30年近く経った今でもハンドボールの選手をサポートしたことがありません。
経験をしていない競技の選手をサポートするから、選手のコンディションに集中できると思っているからです。
大学のバスケットボール部をサポートした時、その大学の指導者との関係は今でも忘れません。指導者は当たり前ですがバスケットボールの専門家です。
でもトレーナーの僕は体の専門家として見ていただいていましたので、指導者から選手のことで相談を受けることは全て選手のコンディションのことばかりでした。
7年サポートしましたが指導者から役割が違っているからこそやりやすかったと言われました。
僕はトレーナーとして選手をサポートできるようになった時点から、一つの競技選手をサポートするより、色々な競技の選手のサポートをすると決めていました。
色々な競技の選手をサポートする事で、一つの競技選手のサポートが出来ると感じていましたし、一般人などのサポートも同時にしていたからこそスポーツ選手の特有な体の使い方などがわかると思っています。
これからスポーツトレーナーを目指そうとするなら、まずは自分に合った道を選んで欲しいと思います。知識や技術を身につけて資格を取って終わりではありません!
現場でスポーツ選手等をサポートしていくと、より広く、より深く知識や技術を身に付けて行く必要がありますので、スポーツトレーナーの種類の選択をしっかり行うために、自分はスポーツトレーナーになりたいと思ったきっかけは何なのか?
どうしてスポーツトレーナーになりたいと思っているのか?自分に問いかけて欲しいです。
私自身はスポーツトレーナーとして30年近く活動をしていますが、最初のきっかけは自分の学生時代に肩を痛めて悔しい思いをしたり、競技者を断念してしまったのでスポーツをしている人たちからケガや痛みを防ごうと思ったのがきっかけでした。
また同時期に父が大病を患い、弱って行く父を何とかしてあげたいという思いから、よりケガや痛みが予防できるように、怪我や痛みで苦しんでいる人を助けたいと思い、6年勤めていた会社を辞めてトレーナーの道を選びました。
よく質問されますがスポーツトレーナーとスポーツインストラクターの違いについて解説をしておきます。広い意味ではスポーツインストラクターもスポーツトレーナーと呼べるかもしれませんが、対象者が違います。
スポーツインストラクターのサポートする対象者はスポーツ選手ではなく、一般人のスポーツを楽しむ人が対象者になります。
例えばテニスやゴルフのインストラクター、ダイビングやスキー、スノーボードなどのインストラクター、またはフィットネスジムなどのトレーナーなどです。競技者になるつもりではなく、そのスポーツ自身をやってみたくて基礎から習おうとした時の指導者がスポーツインストラクターと呼ばれる人たちです。
スポーツ選手をサポートするうえで、一般人のサポートも成長するために重要なお仕事だと思います。
スポーツ選手と一般人の体がどのように違うのか、どのようなサポートを求めるのかは全然違うからこそ一般人のサポートも経験した方が良いです。
最後にスポーツトレーナーのそれぞれの就職先や活動先なども解説をします。
スポーツ選手をサポートする就職先や活動先は大きく分けて2つ
それぞれのメリットとデメリットをお伝えします。
チームや団体に所属して選手のサポートが出来る場合のメリットは何と言っても安定した収入が得られることです。まとまった収入があるので集中してトレーナー活動が行えます。
それにチームの設備で活動できることが多いので、環境がある程度整っているのはありがたい事です。
デメリットを挙げるとしたら一つの競技の専門家にはなりますが、他の競技の経験がないと比較検討が難しい場合もあります。
フリーで活動するメリットは何でも自由なので、自分次第で色々なことが出来る。これは性格面も左右するかもしれませんが、色々な競技の色々なレベルの選手をサポートする事で経験を積むことが出来ます。
僕自身はずっと一人で色々な競技の選手のサポートが出来たので、いまだに色々な競技の選手をサポートする事が出来ています。
デメリットは不安定なところかも知れません。収入面もそうですが、契約期間がバラバラだったり、突然契約がなくなったりしたこともありました。
安定を取るか自由を取るかによっても働き方が違うと思います。
色々なスポーツトレーナーの種類がありますが、スポーツトレーナーとして選手をサポートした経験から、また違ったスポーツトレーナーの育成が必要だと思い、下記のスポーツトレーナーの育成を行っております。
それぞれのスポーツトレーナーを説明します。
レエールSCTSのスポーツコンディショニングトレーナーとは、「NSCA認定パーソナルトレーナー」と「スポーツ整体師」のトレーニングと施術が出来るスポーツトレーナーです。
当スクールの一番の人気がある講座です。
スポーツ整体とトレーニングで、アスリートやスポーツ愛好家の痛みや怪我の予防から、競技力アップのサポートを粉うトレーナーです。
練習後、試合後などの疲れた筋肉を緩めたり、動きにくくなった関節を調整したりして選手のコンディション調整を行うのがスポーツ整体師です。
普通の整体師と違うのが痛みを取り除くだけではなく、怪我をさせない体つくりや、競技力アップのための体つくりを得意としています。
レエールSCTSのジュニアアスリートトレーナーとは、スポーツ整体師にジュニア特有のコンディショニングが出来るトレーナーです。
ジュニア期は大人と違ってオスグッド氏病やシーバー病、骨端線損傷など変形を伴うような特有の怪我や痛みがあります。
それらの症状を予防するための知識や技術を身につけたり、ジュニアは能力アップが著しい時期なので能力アップ法(目のトレーニング、運動能力アップ、神経系トレーニングなど)の技術を身に付けます。
まだまだジュニアアスリートをサポートしているトレーナーさんが少ないので、これからスポーツトレーナーを目指そうと思う方におすすめの資格です。
案外、ジュニアアスリートの保護者(お母さん)が学ばれています。
今ではスポーツトレーナーのお仕事も必要だと感じる方が多くなってきているから、ライバルも多くなってきています。これからスポーツトレーナーを目指そうと思う方は、自分に合った種類のトレーナーを学び、より専門的になる必要があります。
またフリーで活動を考えている方は、今はSNSやブログなどで自分をPRすることが可能ですので、情報をアップして行きましょう!
もっともっとスポーツ熱は高まり、スポーツトレーナーのサポートが必要だと感じる人が多くなりますので自分のポジションを見つけて活動をして行きましょう!
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