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スポーツトレーナーの資格を独学で取得する!資格の種類も解説
スポーツコンディショニングトレーナー 2023.7.10

スポーツトレーナーの資格を独学で取得する!資格の種類も解説

スポーツ界が熱くなるとスポーツ選手をサポートしたい!という気持ちが高まるのかスポーツトレーナーを目指す人が増えてきます。

しかもお仕事をお持ちの方が、将来スポーツトレーナーに転職したいとか、副業としてスポーツトレーナーで活動したいという人も増えています。

実際、当スクールでも2020年のコロナ問題から、30代、40代の会社員の方がコロナ前に比べて2割増しで学ばれるようになってきました。この記事をお読みのあなたも、働きながらスポーツトレーナーの資格を独学で取得したいと思われているのではないでしょうか?

そんな方々のためにスポーツトレーナーの資格を独学で取得できる情報をお伝えします!

合わせてこちらの記事もご覧ください。

関連記事:「スポーツトレーナーの種類とは?仕事内容や資格の種類を紹介」

スポーツトレーナーは独学でもなれる?

多くの人がスポーツトレーナーになるためには専門の資格が必要だと思っています。専門学校だと朝から夕方まで、月曜日から金曜日まで授業があり通学する必要があると思っている人も多いのではないでしょうか?

実は独学でもスポーツトレーナーになることは可能です。

要するに専門学校やスクール等に通わなくても独学でスポーツトレーナーの資格を取って活動することは可能だということです。

スポーツトレーナーという資格がある訳ではないので、他の資格を取ってスポーツトレーナーとして活動することが出来ますし、さらに色々と学んでスポーツトレーナーとして活動されています。

ただ一つ気を付けて欲しいことがあります。

下記の記事をご覧ください。

パーソナルトレーニングで健康被害多発 消費者庁 調査開始

独学でスポーツトレーナーとして活動することが出来たとしても、やはりクライアントさんにケガをさせているようでは長く続けられません!

スポーツトレーナーの役割とはアスリートやスポーツ愛好者のパフォーマンスを最大限引き出し、ケガの予防をサポートする役割を担う専門家です。なのにケガをさせてしまっていては努力もモダになってしまう可能性があります。

スポーツトレーナーとして活躍するためには専門的な教育やトレーニングを受ける必要がありますが、独学でもスポーツトレーナーになることは可能です。

独学でスポーツトレーナーになるためには、自己学習や現場経験の積み重ねが重要です。インターネットで調べれば、スポーツトレーナーの知識や技術に関する情報が豊富に存在します。書籍やオンラインコース、動画教材などを活用しながら、基礎知識やトレーニング方法、ケガの対処法などを学ぶことができます。

また、独学でスポーツトレーナーとして活動するための資格を取得することも可能です。例えばパーソナルトレーナーの資格にはなりますがNSCA-CPTは、独学で学習して自分で試験を受けることができます。

NSCA-CPTの詳細はNSCAジャパンのサイトをご覧ください。
NSCAジャパンサイト

NSCA-CPTを取得して、インターネットや書籍、動画などを学ぶことによってスポーツトレーナーとして活動することが可能です。

ただし独学でスポーツトレーナーになるには自己管理能力やモチベーションが求められます。学習計画を立てて実行し、実践的な経験やフィードバックを得る機会を積極的に作る必要があります。

また可能であれば早目からスポーツ愛好家やアスリートなどの競技選手のサポートが出来る環境があるとより実践的な学びが身につきますので、周りにいるようなら声をかけて行くようにしましょう!

スポーツトレーナーになるために必要な資格

スポーツトレーナーになるためには、特定の資格を取得することが求められます。資格取得はスポーツトレーナーとしての基礎知識やスキルを習得し、安全かつ効果的なトレーニングやケガの予防・回復を行うためのものです。

資格がなくても活動が出来るからと言って必要ないと思わないで欲しいです。スポーツトレーナーとして活動するための資格にも色々あります。主な資格と取得方法を解説します。

関連記事:「スポーツトレーナーの種類とは?仕事内容や資格の種類を紹介

  • 理学療法士
  • アスレティックトレーナー
  • NSCA-CPT

代表的なスポーツトレーナーとして活動するために資格です。

理学療法士

理学療法士は、運動機能の回復や障害の予防、身体機能の改善を支援する医療専門家です。要するに病院のリハビリの先生です。

理学療法士になるためには、日本の大学や専門学校などで理学療法士養成課程を修了する必要があります。養成課程は、4年制の大学や3年制の専門学校で提供されています。

ただ理学療法士もアスリートのサポートが専門ではありませんので、追加でスポーツトレーナーの知識や技術を学ぶ必要があります。

詳しくはこちら「理学療法士協会

アスレティックトレーナー

日本のアスレティックトレーナーはスポーツ選手やアスリートのパフォーマンス向上やケガの予防・治療・リハビリテーションを行うことが出来ます。

日本でアスレティックトレーナーの資格を取得するためには、日本スポーツ協会がカリキュラムを承認する大学や専門学校等2年から4年で資格を取得できます。

詳しくはこちら「日本スポーツ協会

NSCA-CPT

NSCA-CPTはNSCA認定パーソナルトレーナーで、主に個別でのトレーニング指導をメインとした活動をしています。NSCAの資格にはNSCA-CPTとNSCA-CSCSがありますが、NSCA-CSCSは4年制の大学を卒業していなければ資格が取得できません。

関連記事:「NSCA-CPTとNSCA-CSCSの2つの資格の違いを解説する

さらに、スポーツトレーナーの知識や技術を追加で学びスポーツトレーナーとして活動をしています。

詳しくはこちら「NSCAジャパン

これらの資格が主なスポーツトレーナーとして活動するために資格です。ただ理学療法士やアスレティックトレーナーの資格は大学や専門学校で取得する資格なので独学で取得することも厳しいです。

上記の資格の中で独学で資格が取れるのはNSCA-CPTになります。

NSCAジャパンに試験の申込みさえすれば資格を取ることが可能です。ただし受験に条件がありますので、それをクリアになっていなければ残念ながら受験は出来ません。

【NSCA-CPTの受験の条件】

  • NSCAジャパン会員である
  • 満18歳以上
  • 高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
  • 有効なCPR/AEDの認定者
NSCAジャパンサイトより引用

スポーツトレーナーになるためには資格取得だけでなく、実践的な経験や学びも重要です。実際の現場での経験や指導者との交流を通じて、スポーツトレーナーとしてのスキルや信頼性を高めることが求められます。

スポーツトレーナーになるための資格は一つのステップですが、それを通じて自身の能力を向上させ、将来の目標に近づくことができます。資格取得を目指す際には、自身の興味や将来のキャリアパスに合わせて適切な資格を選び、着実にスキルを磨いていきましょう。

関連記事:「NSCA-CPTの資格を独学で取得する方法

スポーツトレーナーの資格を独学で取得しようとするメリット

スポーツトレーナーの資格を独学で取得する時には、必ずメリットとデメリットがあります。実際にどんなメリットやデメリットがあるのかを解説します。

スポーツトレーナーの資格を独学で取得することには、下記のようなメリットがあります。

  • 自分のペースで学ぶことが出来る
  • 費用面があまりかからない
  • 自己管理や自主性が身につく

一つずつ解説します。

自分のペースで学ぶことが出来る

一番のメリットと言えるのが自分のペースで学ぶことが出来るということです。専門学校やスクールに通うとなるとその授業の時間や場所に合わせて、自分の時間を組まなければなりません。

特にお仕事をしながら通学するには学ぶ時間も少なくなる可能性がありますし、通学する前の移動時間も確保しなければなりません。

その点、独学で学ぶとなると通学や講座に参加する必要がないため、時間や場所に制約されずに自分自身のペースで学習を進めることができます。

自宅や自分の都合の良い場所で学習を行いながら、自分のペースで理解を深めることができます。

費用面があまりかからない

また、独学で資格を取得することは費用面でも大きなメリットがあります。通学や講座にかかる費用や交通費などが不要となります。教材や参考書、オンラインの学習プラットフォームを活用することで、比較的費用をかけずに学習を進めることができます。

専門学校やスクールに通って学ぶとなると、1年から2年は学ぶ必要がありますので、講座にかかる費用だけではなく、学校やスクールに通う交通費もかなり掛かります。

その分の費用面が大幅にカットできるのはメリットになります。

自己管理や自主性が身につく

さらに、独学で資格を取得することは自己成長にもつながります。自分で調べて学習を進めて行くので、自主性や自己管理能力が身に付き、自身の意欲や学習スキルを高めることができます。

スポーツトレーナーはスポーツ愛好家やアスリートの管理をするお仕事なので、自己管理をすることでスポーツトレーナーとして活動するようになれば、クライアントさんの管理もできるようになります。

また計画性が重要です。しっかりと計画を立てて学んで行かないと、ズルズル時間ばかりが取られてしまって、結局は見につかないということにもなりますので、計画を立てて学び進めることで計画性も身につくことになります。

独学でスポーツトレーナーの資格を取得することは、自己成長や学習の自由度、費用面でのメリットがある一方で、自己管理や計画性が求められる点に留意しながら取り組んでいきましょう。

スポーツトレーナーの資格を独学で取得しようとするデメリット

スポーツトレーナーの資格を独学で取得しようとする場合メリットもありますが、デメリットもありますので、デメリットも気になるところだと思いますので解説しておきます。

主なデメリットは

  • 現場での実践が不足する
  • 自己成長の評価が難しい
  • 適切な情報の判断が困難

一つずつ解説します。

現場での実践が不足する

独学では一人で学んでいるため他者との学びの場が限られるため、実践的な経験や指導の機会が不足する可能性があります。トレーナーとしての実践的なスキルや知識は、実際の現場での経験を通じて磨かれるものです。独学だけでは、実際のトレーニングやクライアントへの指導経験を積むことが難しくなるでしょう。

また、独学では自己評価やフィードバックの機会が限られるため、自身の成長やスキルの向上を客観的に評価することが難しくなります。他の専門家や指導者からのフィードバックを受けることで、自身の強みや改善点を把握し、より高いレベルのトレーナーになるための指針とすることが重要です。

さらに、独学で資格を取得する場合、情報の信頼性や正確性についての自己判断が求められます。インターネット上には情報が氾濫しており、正しい知識や最新のトレーニング方法を見極めることが困難です。誤った情報や古い知識に基づいて学習を進めると、間違ったトレーニングや指導を行う可能性があります。

独学でスポーツトレーナーの資格を取得する際には、経験やフィードバックの不足、情報の信頼性に注意しながら取り組む必要があります。独学におけるデメリットを補うために、定期的な実践や経験の機会を作り、信頼性の高い情報源や専門家のアドバイスを活用することが重要です。

スポーツトレーナーは全くの未経験者でもなれる?

スポーツトレーナーを目指す際、全くの未経験者でもなることも可能です。スポーツトレーナーになるためには、経験や知識、資格などが重要な要素となりますが、未経験者でも次のようなステップを踏むことでスポーツトレーナーとしてのキャリアをスタートさせることができます。

まず、スポーツトレーニングに関する基礎知識を学ぶことから始めましょう。自己学習やオンラインのコース、書籍などを通じて、トレーニングの原理や生体力学、栄養学などについて学ぶことが重要です。基礎的な知識を習得することで、スポーツトレーナーとしての基盤を築くことができます。

次に、実践的な経験を積む機会を探しましょう。スポーツクラブや学校、地域のスポーツチームなどでボランティアやインターンシップの活動を通じて、実際のトレーニング現場での経験を積むことが重要です。実践的な経験を通じて、クライアントのケアや怪我の予防、パフォーマンスの向上などのスキルを磨くことができます。

また、スポーツトレーナーの資格取得も検討しましょう。各国や地域にはスポーツトレーナーの資格制度が存在し、これを取得することで信頼性や専門性を示すことができます。資格取得はスキルの向上や就職の際に有利に働くことがあります。

未経験者でもスポーツトレーナーを目指すことは可能ですが、継続的な学習と経験の積み重ねが必要です。自己啓発の意欲や情熱、そしてトレーナーとしての責任感を持ちながら、ステップバイステップでスポーツトレーナーとしてのキャリアを築いていきましょう。

当スクールがおすすめするスポーツトレーナーの資格3種類

2006年からスクールを開講し、スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーの育成を行ってきました。2020年までは通学コースのみでしたが、2021年からオンラインコースに変更し、動画とオンラインのハイブリット式の授業で学ぶことが出来ます。

当スクールにもNSCA-CPTのコースがありますし、スポーツトレーナーとして活動していくためのコースもご用意しております。

働きながら資格を取得したい、近くにスクールがないなどの方でも学べる講座になっています。各講座をご案内いたします。

NSCA-CPT

NSCA認定パーソナルトレーナーの資格を取得するコースで、NSCA-CPTの合格保証付は業界初のサービスです。完全個別サポートで、自分のペースに合わせてNSCA-CPTの資格取得を目指していただきます。

スポーツトレーナーとしてアスリートのマンツーマンでのトレーニング指導を目指す人におすすめです。

パーソナルトレーナーコースの詳細はこちら

スポーツ整体師

アスリートやスポーツ愛好家の施術を行える整体師がスポーツ整体師です。筋肉や関節を調整し、アスリートの怪我や痛みを予防するスポーツトレーナーになります。

上記のNSCA-CPTと合わせて受講される「スポーツコンディショニングトレーナーコース」が当スクール一番人気のコースになります。

スポーツ整体師コースの詳細はこちら

ジュニアアスリートトレーナー

これからスポーツトレーナーにおすすめなのがこの「ジュニアアスリートトレーナー」です。まだまだジュニアアスリートトレーナーの認知は低いですが、逆にまだまだトレーナーの数が少ないのと、ジュニアアスリートの数も多く、必要性を感じている保護者の方が多いのでこれからスポーツトレーナーを目指す人にとってはチャンスです!

ジュニアアスリートトレーナーコースの詳細はこちら

スポーツトレーナーの活動範囲はますます広がってきました。アスリートだけではなく、スポーツ愛好家の方や体力・筋力アップを目指す方、健康増進を目指す方などトレーナーの認知が広がってきましたので、それに合わせてサポートを受けたいと勘がが得る人も増えてきたということです。

その反面、スポーツトレーナーとして活動している人たちの技術や知識の差が大きくなり事故につながるケースも増えてきたため問題になりつつあります。

だからこそ自称スポーツトレーナーではなく、資格を取得してしっかりとクライアントさんに信用される必要があると感じています。

またスポーツトレーナーとして就職を考えている場合は、なおさら資格取得を目指して欲しいです。

スポーツトレーナーに資格があれば就職が有利な理由

スポーツトレーナーを目指す際、適切な資格を取得することは非常に重要です。資格を持つことによって、就職活動やキャリアの節目において有利なポジションを獲得することができます。以下に、スポーツトレーナーに資格があることの就職上の利点をご紹介します。

1. 専門的な知識とスキルの証明

スポーツトレーナーの資格を持つことは、専門的な知識とスキルを証明する一つの手段です。資格取得には一定の学習と実技試験が必要となりますので、資格保有者はトレーニング方法や応急処置などに関する深い知識を持っていることが期待されます。就職先では、この専門的な知識とスキルを評価され、他の候補者との差別化につながるでしょう。

2. 信頼と信用の獲得

スポーツトレーナーの資格を持つことは、雇用主やクライアントに対して信頼と信用を獲得する助けとなります。資格は第三者機関によって認定されるものであり、一定の基準を満たしていることを示しています。就職活動やクライアント獲得の際には、資格を持つことで自身の信頼性を高めることができます。

3. 求人市場での競争力の向上

スポーツトレーナーの資格を持つことは、求人市場での競争力を向上させる効果があります。特に需要が高まっているスポーツ業界では、資格保有者が求められる傾向にあります。資格を持つことで、求人情報や採用プロセスで他の応募者よりも有利になる可能性があります。

就職先やクライアントからの信頼を得るためには、適切なスポーツトレーナーの資格を取得することが重要です。ただし、資格取得だけでなく、経験や実績も重要な要素となりますので、資格取得と並行して実務経験を積むこともおすすめです。

当スクールに併設の『レエール スポーツコンディショニング ラボ』にも求人を出してはいなくても働きたいと言ってご連絡を頂くことがあります。

その際、やはり資格を確認しますが「持っていません」と言われると理由を聞きます。そんな時に下記のようなことを言われると採用したいと思わなくなります。

  • 独学で身に付けました
  • 働きながら学びたいです
  • 今までなくてもやっていけました

確かに資格も持っていなくても知識や技術をお持ちの方も沢山いらっしゃると思います。でも、出来る出来ないではなく、お客様をサポートする上で資格取得は最低限のマナーでもあると感じています。

スポーツトレーナーの資格があることは、就職活動やキャリアの発展、お客様からの信頼度において大きなメリットをもたらすので、積極的に資格取得を目指しましょう。

まとめ:スポーツトレーナーの資格を独学で取得するのは難しい

スポーツトレーナーの資格を独学で取得することは厳しさが伴います。専門的な知識やスキルを習得するためには、信頼できる情報源や経験豊富な指導者のサポートが欠かせません。

また独学で身に付けた知識や技術は偏っている可能性があります。

人には得意不得意がありますが、得意なことは努力して学びますが、不得意なことは後回しにしがちです。資格を取得するためには学ぶということは、自分がわかっていない学ぶ必要がある情報などを知る機会にもなります。

しかも今、独学で学ぼうとしたら、まずはインターネットから情報を入手すると思います。でも、そのネットの情報が本当に正しいのかなど信憑性に問題がある情報もあります。

それらの情報を鵜呑みにするのも危険だと感じますので、時間をかけて独学で資格取得目指すのは時間のロスになると思います。

その分、費用は掛かりますがスクールなどで学び、確実に資格を取得して早目に現場で活動するようにした方が機会損失も少なくなります。

ただスクールで学びたいけど時間がない、近くにスクールがないなど仕方なく独学で資格を取得しようと思われている方もいると思います。

そんな方のために、当スクールは動画とオンラインで学ぶハイブリット式の講座で資格取得を目指しています。

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