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理学療法士がパーソナルトレーナーになれるのか?違いや資格を解説
パーソナルトレーナー 2023.10.25

理学療法士がパーソナルトレーナーになれるのか?違いや資格を解説

これからますますパーソナルトレーナー業界は発展することが考えられますので、理学療法士として活動をされている方も、将来のことを考えて、パーソナルトレーナーの資格を取得したいと思われるのではないでしょうか?

理学療法士の方でパーソナルトレーナーとして活動をしたいと、当スクールでNSCAの資格取得を目指している人がいらっしゃいます。

その方々は、将来のためにパーソナルトレーナーとしても活動したい、もしくはパーソナルトレーナーになりたいという考えからパーソナルトレーナーコースにお申込みをされています。

また中には、将来、パーソナルトレーナーとして独立・開業を目指そうと思っている方もいらっしゃると思いますので、働き方や活動の仕方、もう少し言うと稼ぎ方なども業界の流れからお伝えしていきます。

そんな方々のために、理学療法士としてパーソナルトレーナーを目指すきっかけになるように解説をします。

理学療法士はパーソナルトレーナーになれるのか?

結論からお伝えすると、理学療法士としてパーソナルトレーナーになることは可能です。パーソナルトレーナーは資格がなくても活動ができるからです。

当スクールの受講生の中に理学療法士で病院に勤めながら、NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)の資格取得ために学ばれている人がいらっしゃいます。

その方々に「なぜ、パーソナルトレーナーの資格を取得しようと思いますか?」とお尋ねすると「理学療法士とパーソナルトレーナーは共通した知識や技術はありますが、全く別のジャンルだと思っているので、学ぶ必要があると感じたからです。また今後、パーソナルトレーナーとして活動をして行くために資格が必要だと思っています。」とのことです。

確かに資格がなくてもパーソナルトレーナーとして活動が出来ます。だからと言って資格を取得せずに、独学で知識や技術を身に付け活動していくには不安になるのではないでしょうか?

理学療法士とパーソナルトレーナーの違いを知ると、1からパーソナルトレーナーとしての知識や技術を学び、資格が必要だと感じるのではないでしょうか?

理学療法士とパーソナルトレーナーの違い

理学療法士とパーソナルトレーナー

理学療法士とパーソナルトレーナーは似ているお仕事のようですが、細かく言うと全然違うので、その違いを解説したいと思います。

  • 仕事内容
  • 勤務先、働き方
  • 対象となる人

一つずつ解説していきます。

理学療法士パーソナルトレーナー
仕事内容元のように体を動かせる機能回復が目的目的に合わせたトレーニング指導
勤務先・働き方病院、施設ジム、独立・開業
対象となる人病気や怪我で機能改善が必要な人体を変えたいと思っている人

仕事内容

病気や怪我、事故などで基本的な動作ができなくなった人の体を、元のように動かせるように機能回復させることが目的なのが理学療法士です。

体力や筋力アップ、姿勢改善、ダイエット、スポーツの競技レベルアップなどクライアントの目的やニーズに合わせてトレーニングメニューを作成し、指導することが目的なのがパーソナルトレーナーです。

よく似ているような仕事内容ですが、理学療法士とパーソナルトレーナーの仕事の内容は大きく違います。

勤務先、働き先

理学療法士の勤務先は、病院のリハビリ室や介護施設などになります。理学療法士として独立や開業ができませんのでご注意ください。

パーソナルトレーナーの勤務先は、フィットネスジムやパーソナルトレーニングジムなどになります。もちろんパーソナルトレーナーとして独立し、ジムを開業することも可能です。

対象となる人

理学療法士の仕事は病気や怪我、事故などで体の機能ができなくなった人たちが対象になります。

パーソナルトレーナーは日常生活に支障があるのではなく、自分の体を変えたいと思っているような人たちが対象になります。

理学療法士とパーソナルトレーナーの違いがわかると、よく似ているように思われても、実際は全然違いますので、理学療法士として病院や施設で働きながら、パーソナルトレーナーを目指すのではあれば、やはりパーソナルトレーナーとしての知識や技術を身に付け資格を取得して活動する必要があります。

特に将来的に、独立や開業を目指す方は、パーソナルトレーナーの資格が必要になります。

理学療法士がパーソナルトレーナーになるメリット

理学療法士がパーソナルトレーナーになる

理学療法士がパーソナルトレーナーになるメリットは、以下の3点になります。

  • 独立・開業が出来る
  • 幅広いクライアントをサポート出来る
  • 自由にトレーニングメニューが作成できる

独立・開業が出来る

当スクールの理学療法士の資格を持つ受講生のほぼ全員が、「将来、独立したい!」と考えています。ただ、理学療法士の名称で独立・開業することが出来ないため、パーソナルトレーナーの資格を取得することによって、それが実現できるので大きなメリットになります。

幅広いクライアントをサポートできる

理学療法士とパーソナルトレーナーではサポートする対象者が違います。なので両方の資格を取得することで、幅広くサポートができるようになります。理学療法士とパーソナルトレーナーの両方の資格を取得すれば、他のパーソナルトレーナーとの差別化も図れるでしょう。

自由にトレーニングメニューが作成できる

パーソナルトレーナーになると、1からトレーニングメニューを自由に作成できるのでやりがいを感じる人も多いと思います。それにより、対象者によって広く、深く知識や技術を身に付けて行きますので、トレーナーとしても幅が広がります。

次はメリットだけではなく、デメリットもお伝えしておきますので参考にしてください。

理学療法士がパーソナルトレーナーになるデメリット

理学療法士がパーソナルトレーナーになるデメリットもお伝えしておきます。デメリットは以下の2点になります。

  • パーソナルトレーナーの資格取得費用がかかる
  • 自分で指導内容を考えなければならない

どんなお仕事にもメリットもあればデメリットもあります。また人によってはメリットだとしても、別の人ではデメリットになってしまうこともあります。

実際に、ご自分がどのようなトレーナーになりたいかがポイントになりますので、まずはご自分がなりたい、やりたいことをまとめて行きましょう!

スクール開講当時から、個別スクール説明会を一人ですべて担当していますが、ほぼ相談会になっています。

理学療法士さんで、パーソナルトレーナーの資格を取得したいという方は、このメリットやデメリットを気にされたり、働き方や独立・開業についてご質問される方が多いです。

もし、今そのようなお悩みがある方は、ぜひ、個別スクール相談・説明会にご参加(無料)ください。あなたに合った学び方、働き方などをご提案させていただきます。

個別スクール相談・説明会のお申込はこちら↓ ↓

パーソナルトレーナーに向いている人

病院や施設で勤務されている理学療法士さんと、ジムで勤務するパーソナルトレーナーさんでは活動の場や対象者が違いますので、理学療法士の資格があるから、パーソナルトレーナーに向いているかというと、少し違う面があります。

またパーソナルトレーナーとして独立・開業を目指す人もいらっしゃると思いますので、そういう場合も含めて、どんな人がパーソナルトレーナーに向いているのかを解説します。(理学療法士に向いている人と被る場合もあります。)

  • 自分で考えて行動ができる人
  • 人の笑顔が自分の喜びになる人
  • 人のために頑張れる人
  • 明るく、前向きな人
  • 人の良いところを見抜ける人
  • 継続できる人

挙げるとキリがないですが、このような人がパーソナルトレーナーに向いています。特にパーソナルトレーナーとして独立や開業などして自分でビジネスを始める人なら、上記の中で2〜3つに当てはまるのであれば、独立・開業に向いていると言えるでしょう。

理学療法士とパーソナルトレーナーの違いを述べましたが、まさに自分で考えて行動することが求められます。

その為には自分のクライアントさんのために、クライアントさんの笑顔を見るために努力できる人です。また、SNSなどで情報発信を行う必要があると思いますので、継続的に発信し続けることが出来る人が好ましいと思います。

逆に言うと、パーソナルトレーナーに向いてない人は「条件や待遇を気にする人」「努力や行動を惜しむ人」になります。

まずはあなた自身が、なぜ、パーソナルトレーナーになろうと思った理由を考えてみてください。パーソナルトレーナーに向いているなら、資格を取得を目指しましょう!

理学療法士がパーソナルトレーナーになるためには?

パーソナルトレーナーになるための流れ

理学療法士がパーソナルトレーナーになるための流れ、自分で活動していけるような流れも合わせて解説しておきます。

  • パーソナルトレーナーの勉強をする
  • パーソナルトレーナーの資格を取得する
  • ジムなどで活動をする
  • SNSなどで情報を発信する
  • オンラインなどを使って活動をする
  • トレーニングジムなどを借りて自分で活動をする

理学療法士として、病院や施設で活動されている人でも、まずは資格取得を目指しましょう!パーソナルトレーナーは資格がなくても活動することは可能ですが、最近は、パーソナルトレーニング施設でのトラブルが起こってきています。

筋トレ個別指導で重傷事故相次ぐ、専門知識ないトレーナーも…相談者の9割女性

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230702-OYT1T50017/

理学療法としての知識や技術があったとしても、やはりパーソナルトレーナーとは違います。そのためには資格を取得して活動するようにしましょう。

独学で取得することも可能な資格を目指すのもいいかもしれませんが、時間もかかってしまうためにスクールに通って学ぶことをおすすめします。

パーソナルトレーナーの資格を取得したあと、どのような活動をされるかによって少し違いが出てきますが、当スクールでは副業、独立を目指す受講生が多いので、自分で活動できるようにも指導しています。

とくにこのコロナ禍での3年間で、オンラインやリモートが定着したのと、インターネットやスマートフォンなどの進化により、パーソナルトレーナーの活動内容も変化が見られ始めました。

当スクールでも『起業塾ネット構築講座』をスタートさせ、SNSからのファン化し、ZOOMなどのオンラインツールを使ったビジネスができるように、また、デジタルコンテンツ(動画やPDF資料など)を作成し、販売できるような方法なども教えています。

パーソナルトレーナーになることが目的ではなく、どのように活動していけるのか、また、どのように稼いでいくのかなどを知ると、より活動範囲と、活動方法が広くなっていくでしょう。

もし、パーソナルトレーナーとしてどのように活動をして行けるのか?どのようにすれば自分で活動できるようになるのか?不安な方は、個別のスクール相談・説明会であなたに合った活動の仕方などもアドバイスさせていただきます。

パーソナルトレーナーになるためにおすすめの資格

国家資格でもある理学療法士の資格をお持ちのあなたにオススメするパーソナルトレーナーの資格は「NSCA-CPT」です!

NSCAの魅力について詳しく解説しているページ↓↓がありますので、そちらも参考にしてください。

関連記事:「パーソナルトレーナーの資格!NSCAの魅力を大公開!」

もちろん、他のパーソナルトレーナーの資格もありますが、理学療法士としてのスキルを活かすためにはパーソナルトレーナーの資格の最高峰を取得することをおすすめします。

「理学療法士×NSCA-CPT」として、他のパーソナルトレーナーさんとは違うサポートをすれば、幅広いクライアントさんの悩みや問題を解決できるのではないでしょうか?

まとめ:理学療法士はパーソナルトレーナーになれます

理学療法士はパーソナルトレーナーになれます!でも、パーソナルトレーナーの資格を持たずに活動するのはおススメできません。

またこれから目指されるのであれば、働き方や活動の仕方が変わりつつありますので、稼ぎ方まで変わっていくでしょう。

忙しい中でNSCA-CPTを取得することも可能です。どこに住んでいたとしても活動は可能ですし、自分のビジネスモデルも作ることが可能です。

それよりも今、美しい体つくりをしたい、コロナの3年間で筋力・体力を戻したい、健康維持したいなど、パーソナルトレーナーさんのトレーニング指導を受けたいと思っている人たちが増えてきました。

これから益々業界自体は広がって行きますので、理学療法士の知識と技術にプラスしてパーソナルトレーナーとしてのスキルを身に付けて活動をして行きましょう!

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