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スポーツ整体師の仕事内容とは?
スポーツ整体 2022.2.20

スポーツ整体師の仕事内容とは?

最近では、整体師ではなく、スポーツ整体師と言う資格でお仕事をされている人がいます。

私もそのうちの一人で、30年近く前から、スポーツ整体師として、一般人の施術だけではなく、小中学生のようなジュニアアスリートやスポーツ愛好家、トップを目指すアスリートをサポートしています。

ただ、認知度が昔よりも上がりましたが、まだまだ整体師と柔道整復師と勘違いをされていたり、整体=マッサージだと勘違いをしている方も、まだまだたくさんいらっしゃると思いますので、スポーツ整体師のお仕事内容だけではなく、働き方や資格の違い、今後のスポーツ整体師を活動先など、また私がどのような経緯でスポーツ整体師になり、今、活動をしているのかなどをお伝えしようと思います。

スポーツ整体師と一般的な整体師の違いとは?

スポーツ整体師と一般的な整体師では何が違うのか?あとで詳しく述べますが、簡単に言うと整体師の中にスポーツ整体師があるような感じです。

施術する対象者がアスリートなどの競技者と、一般人の違いで、競技者と一般人では体の使い方が全く違いますし、怪我や痛みを予防したり、より競技力向上を求めれられたりします。

一般人も怪我や痛みを予防したいと思われる方も多いですが、実際、現場では痛みが出てから来院されることが多く、お仕事や家事などのレベル向上のためには来院されません(笑)

だからこそスポーツ整体師と一般的な整体師では、違った学びや資格、お仕事内容になりますので説明をして行きたいと思います。

スポーツ整体師の仕事内容

スポーツ整体師のお仕事についてお伝えしたいと思いますが、これは人によって大きく違いますので、私の仕事内容や、スクール卒業生の方々などのお仕事内容も含めてお伝えします。

スポーツ整体師だからアスリートやスポーツをしている人を対象とした整体師だと思われるかもしれませんが、もちろん普通の整体師と変わらず、一般の方々の施術も行っております。ただやはりアスリートやスポーツをされてい方は、一般の方と違って、怪我をしたくない!痛みがあってもすぐに何とかしたいという気持ちが強い方が多いので、「怪我や痛みを予防する」と言うことがスポーツ整体師のお仕事としては、一番と言っていいほど重要な役割です。

もちろんスポーツをされていない一般人の方も、怪我や痛みを経験したくないという気持ちはありますが、それで整体院に通おうと思う方は少ないようです。

またアスリートやスポーツをされている方は、やはり少しでも競技レベルを高めたいという方が多く、それを目的でスポーツ整体院に通い続けている方がいらっしゃいます。

  • ゴルファーならスコアを良くしたい
  • ランナーならタイムを縮めたい
  • 自分の能力を高めたい
  • 相手に勝ちたい
  • もっと上手くなりたい

このような願望に応えるのもスポーツ整体師のお仕事になります。

怪我や痛みを予防したり、競技力アップ、能力アップをさせる為に必要なことは「体を診る」というスキルです。

スポーツ整体師としての働き方

スポーツ整体師としてのお仕事が少しお分かりいただいたら、ではそのようなスキルを持てば、どういうところで働くことが出来るのかなどを説明します。

スポーツ整体師としての働き方

  1. 独立開業
  2. 業務委託やフリー
  3. アルバイトや正社員

各働き方の主なメリットやデメリットをご説明をします。

スポーツ整体師として独立開業する

スポーツ整体院を開業し、アスリートやスポーツ愛好家などの施術を行う。

【メリット】
・自分で自由にできる

【デメリット】
・集客や運営などすべてを一人でこなす必要がある

スポーツ整体師として業務委託やフリーで働く

スポーツクラブやジム、スポーツ施設でスポーツをされている人たちに施術を行う。

【メリット】
・スポーツをされている方々が目の前にいるので集客しやすい

【デメリット】
・外部からお客さんを入れることが出来ない

スポーツ整体師としてアルバイト・正社員で活動する

スポーツ整体院や、スポーツクラブ、ジム、施設等でアルバイトや正社員として働く。

【メリット】
・安定した収入が得られる

【デメリット】
・スポーツ整体以外の業務を任される

スポーツ整体師の働き方もわかっていただいたところで、最後はスポーツ整体師になるためにはどうすればいいのか?資格などについて説明します。

スポーツ整体師になるためには

スポーツ整体師を目指される前に、資格について説明をしますが、意外に間違った認識等がありますのでご理解ください。まずは資格には「国家資格」と「民間資格・認定」に分かれています。

  • 国家資格:理学療法士、柔道整復師、鍼灸・マッサージ師など
  • 民間資格:スポーツ整体師・整体師、カイロプラクターなど

スポーツ整体師と、柔道整復師を一緒のように感じている方がいらっしゃいますが、全く違うもので柔道整復師は国家資格であり、スポーツ整体師の資格は、本来なら資格ではなく、民間の資格、認定と言うものになります。

なので学び方も大きく変わり、国家資格である柔道整復師は大学や専門学校で学び、資格を取得しますが、スポーツ整体師は認定ですので、大学や専門学校と言うより、スクール形式のものになります。

何が違うかと言うと、スクールにもよりますが、英会話スクールのように、空いた時間を利用して学ぶスタイルがスクールで、大学や専門学校はカリキュラムに合わせて学ぶというスタイルですので、働きながら学ぼうと思う方は厳しいと思います。

逆に働きながら資格を取得を取得しようと考える方は、スクール形式の方が良いと思います。

参考にしていただきたい記事がありますので、↓ ↓ こちらの記事もご覧ください。

関連記事:スポーツトレーナーになるためには

スポーツ整体師として思うこと

スポーツ整体師として独立開業し27年ですが、私自身は体育の教員になりたくて体育大学に進みましたが、結局なれずに会社勤めを6年ほど行った後、アスリートのサポートがしたい!と思い、会社を退職しスポーツ整体師、スポーツトレーナーの道に進みました。

独立して3年後ぐらいには、念願のトップアスリートの方々をサポートさせていただくことが出来るようになりましたが、その後、大学生、高校生などの学生アスリートをサポートして初めて気が付きました。

トップアスリートの環境は、競技によって多少違いはありますが、トレーナー、栄養士、メンタルトレーナーなど色々なサポート部隊のスタッフの方がいらっしゃいますが、大学生を初めてサポートした当時は、ほぼトレーナーさんもいらっしゃらないような環境で、毎日、練習をされている環境でした。

これは高校生も、中学生も同じです。

だからだと思いますが、大学生の一部は、すでに手術をされていたり、怪我や痛みを抱えながら練習に耐えている状態を続けており、いつ壊れてもおかしくない状態の選手が沢山いました。

特に上を目指して頑張っている選手ほど。

いつしか頑張っている学生アスリートをサポートする整体師の存在が必要だと感じ、2006年にスポーツ整体師を育成するスクールを開講し、「スポーツ整体師」を育てることを始めました。また2021年にはジュニアアスリート専用のトレーナーも必要だと感じ、「ジュニアアスリートトレーナー育成講座」もスタートさせました。

まだまだスポーツ整体師さんの数は足りていないと思います。横浜市青葉区にある当スクールに併設の「レエール スポーツコンディショニング ラボ」にも、近くに住む学生アスリートだけではなく、横浜市青葉区以外の横浜市、横浜市以外の神奈川県、東京都、千葉県などの遠方からわざわざ来てくれています。

もっともっと沢山のスポーツ整体師さんがいれば、スポーツをしている人たちの目標や夢を達成できると思っています。

学生時代スポーツをされていてアスリートをサポートする仕事に就きたいとか、選手として活動をされ第2の人生として、またジュニアアスリートの保護者や指導者の方、スポーツ整体師としてアスリートやスポーツ愛好家の方などを応援しませんか?

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