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理学療法士がスポーツトレーナーになるためには?資格、年収、働き方を解説します
スポーツコンディショニングトレーナー 2023.11.18

理学療法士がスポーツトレーナーになるためには?資格、年収、働き方を解説します

理学療法士として働いていて、将来、スポーツトレーナーとして活動したい!と思う事がありますよね。でも、実際、スポーツトレーナーの資格が必要なのか?年収はどれぐらいなのか?どんな働き方があるのか気になるところだと思います。

今回の記事では、理学療法士がスポーツトレーナーになるための詳細を解説します。

当スクールにも、理学療法士として活動しながら学ばれている方もいらっしゃるので、その方々の情報も併せてご案内させていただきます。

関連記事:「理学療法士がパーソナルトレーナーになれるのか?」

理学療法士がスポーツトレーナーになるためには

実際に、理学療法士がスポーツトレーナーになるためにはどうすれば良いのか?

まずはスポーツトレーナーの専門的や技術や知識を身に付ける必要がありますので、資格を取得することをおススメします。

スポーツトレーナーと言う資格はないので、資格を取らずに活動することもできますし、理学療法士の資格をお持ちであれば必要ないと思う方もいらっしゃると思います。

理学療法士とスポーツトレーナーでは、似ているところもありますが、全く違うところもありますので、まずはスポーツトレーナーの知識と技術を身に付けましょう。

ちなみに、当スクールではスポーツトレーナーの資格取得のための講座に、「スポーツ整体師コース」や「パーソナルトレーナーコース」があります。

資格を取得した後、実際にスポーツ選手のサポートをして経験を積む必要があります。

その為には、スポーツ選手が活動をしている場に出向き、サポートをするか、選手が来る施設でサポートをするのかの2つの方法があります。

実際に、スポーツ選手などをサポートしてわかることが多いと思います。競技種目や、競技レベルによって違いますが、まず一般人と大きく違うのが体です。

しかも、ケガをしたくない、させたくないので、予防的な知識や技術を身に付ける必要があります。

僕自身、30年近くトレーナーとしてスポーツ選手をサポートしていますが、競技種目と、レベルで大きく違います。もともと、学生時代はハンドボールをしてきましたが、ハンドボール以外の種目の選手をサポートすると、体の使い方が違うので勉強になりました。

スポーツトレーナーとして、どのような種目の選手や、レベルの選手をサポートするのかによって違いますので、理学療法士からスポーツトレーナーを目指す際に、色々な人たちをサポートして経験を積んで行って欲しいです。

理学療法士とスポーツトレーナーの違い

理学療法士とスポーツトレーナー(パーソナルトレーナー)

理学療法士とスポーツトレーナーは、似ている面もありますが、全く違う面もあります。一言で違いを説明すると、リハビリとトレーニングの違い。

日常生活に支障がある状態(例えばケガや痛みなど)から、元の生活ができるような状態に戻すのがリハビリで、日常生活に支障がない状態から、さらにパフォーマンスアップ、競技レベルアップさせるのがトレーニングだと思ってください。

理学療法士は、主に疾患や障害に苦しむ患者のリハビリテーションなどを担当するので、病院やリハビリ施設などでの勤務が一般的です。

一方で、スポーツトレーナーは主にアスリートの健康とパフォーマンスなどを担当するので、スポーツチームなどの練習場や施設、もしくはスポーツジム、フィットネスクラブなどがあります。

元々、病院の施設等で働いていた人が、スポーツトレーナーになり、スポーツクラブやヒットネスクラブなどで働くようになると、クライアントとの接し方が違いますし、働く場所によっては、クライアントとコミュニケーションを取りながら、集客したり、リピートにつなげたりする必要があるので、最初は戸惑いがあるかも知れません。

実技を指導するということは似ているかも知れませんが、働く環境も違うので、サービス業としてのスキルを身に付ける必要があります。

また競技選手をサポートする場合は、やはり結果がより求められます。

スポーツトレーナーがサポートして、結果が出なければ、長くサポートができる訳ではありません。しかも、今まではケガや病気などで、日常生活に支障がある人たちのサポートしていたとしたら、競技選手のサポートは、自分の身体の限界ギリギリまで使えるようにしていきますので、選手の体の状態を把握しながらサポートする必要があります。

スポーツトレーナーの働き方・仕事内容

スポーツトレーナーとしての働き方には、大きく分けると4つに分かれます。

  • スポーツトレーナーとして正社員で働く
  • スポーツトレーナーとして業務委託で働く
  • スポーツトレーナーとして独立・開業、副業で働く

自分の働き方によって、働く場所が変わりますので解説をしておきます。

関連記事:「スポーツトレーナーの種類とは?仕事内容や資格の種類を紹介」

スポーツトレーナーとして正社員で働く

正社員としてのスポーツトレーナーは、プロのスポーツチームや大学、またはスポーツジムなどの施設などに雇用され、アスリートの健康管理やトレーニング指導に携わります。

正社員の場合は、給与や福利厚生が整っている反面、スポーツトレーナーとしての業務以外に、管理や施設運営、集客、イベント企画など、全くスポーツトレーナーとは違う業務も課せられます。

安定した収入が第1だと考える人にとっては、正社員が一番のおススメの働き方になります。

スポーツトレーナーとして業務委託で働く

やっぱり正社員じゃなく、少し自分でやりたいと考える人には、業務委託として活動する働き方があります。

業務委託のスポーツトレーナーは、フリーランスとして様々なチームやアスリートと契約を結んだり、スポーツ施設などで必要なときに働きます。

自己責任が高まり、柔軟性があり、収入の可能性が広がります。いろいろなクライアントのサポートができる分、色々な経験を積むことができるようになります。

将来、独立・開業する人にとって、経験を積む働き方だと言えると思います。

スポーツトレーナーとして独立・開業、副業で働く

独立や開業を選ぶスポーツトレーナーは、自身でトレーニングジムなどの施設を経営し、クライアントを集客するなど、すべて自分でやることができます。

なので、独立・開業するには経営的なスキルや、マーケティング力などが求められます。すべて業務を自分一人でやることが多く、長い目で見ると、人に雇われることなく、自分でビジネスができるようになるので、やりがいを感じるのが独立・開業としての働き方になります。

最近では、当スクールの受講生で多いのが、正社員として自分の本業がありながら、週末だけスポーツトレーナーとして活動をしたり、空いた時間を利用して活動するような人も増えてきました。

人に雇われて安定を求めるのか、自分でビジネスを切り開くことに喜びを感じるのかで、働き方が変わってきますので、まずはご自分の考えなどをしっかりとまとめることが必要になります。

関連記事:「パーソナルトレーナーの業務委託とは?働き方、メリット・デメリット、収入などを解説」

スポーツトレーナーと理学療法士に関するQ&A

当スクールに寄せられるご質問を最後に解説をしておきます。

スポーツトレーナーで年収1000万は可能?

今の仕事より、スポーツトレーナーとしての収入を増やしたいと思う方も多くいらっしゃいます。特に正社員では中々難しい、年収1000万を超えたいという方のご質問を頂きます。

結論から先にお伝えしておきます。年収の壁は自分次第ですので、やり方、働き方次第で可能だと思っています。

ただ、収入を増やしたいという方なら、正社員として働くよりも、業務委託、独立・開業やフリーで活動することになる可能性が高いと思います。

ビジネスの本質を理解し、年収が増えるビジネスモデルを創る必要があります。例えば、今では定着したリモートやオンラインを使ったビジネスや、動画などを使ったビジネスなどを増やせば、時間や空間を考えずに仕事ができるようになりましたので、工夫することが必要になります。

理学療法士はスポーツ選手をサポートできる?

理学療法士がスポーツ選手をサポートする事は可能です。ただ、病院内の施設であれば可能ですが、個人的にサポートする事はできません。その場合はスポーツトレーナーとして活動し、ケガの回復や予防などを行うようになります。

当スクールの受講生にも、スポーツトレーナーの資格を取って活動したいという方がいらっしゃいます。元々、スポーツ選手をサポートしたくて、理学療法士になられたみたいで、病院の施設で働きながら、資格を取得し、将来的には自分でスポーツトレーナーとして活動をされたいそうです。

理学療法士の知識や技術、経験をお持ちの方が、新たにスポーツトレーナーの知識や技術が身につくと、スポーツ選手にとっても安心する存在になると思います。

スポーツ理学療法士の現状は?

現代のスポーツ界において、スポーツ理学療法士の存在はますます不可欠となっています。アスリートのパフォーマンス向上やケガのリハビリにおいて、彼らの専門知識とスキルが高く評価されています。スポーツ理学療法士は、運動生理学や解剖学の知識を駆使し、アスリートの身体機能を最適な状態に維持する役割を果たしています。

需要の高まりと共に、スポーツ理学療法士の存在が注目され、その職業の将来性は非常に期待されています。プロのスポーツチームからアマチュアのアスリートまで、幅広い分野で活躍の場を広げています。アスリートたちが健康で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、スポーツ理学療法士が提供する専門的なサービスはますます重要性を増しています。

スポーツ理学療法士になるためには、最新の知識や技術を身につけ、実践的な経験を積むことが求められます。将来のキャリアプランを見据えつつ、変化するスポーツ環境に適応し、アスリートの健康とパフォーマンスに貢献するプロフェッショナルとして成長していくことが重要です。

まとめ:理学療法士がスポーツトレーナーになるには新たな気持ちで!

理学療法士とスポーツトレーナーは、似たような仕事内容に見えますが、全く違うと考えて、新たな気持ちで一から知識や技術を見のつけることをおススメします。

ゼロからスポーツトレーナーを目指す人より、理学療法士から目指した方が、より専門的なトレーナーになれることは間違いありません。でも、理学療法士として学んできたこと、経験してきたことと、スポーツトレーナーが違っているので、ゼロから学ぶ気持ちが大切だと思います。

理学療法士+スポーツトレーナーとして、沢山のスポーツ選手、スポーツ愛好家、運動をされている方などをしっかりと目的たっせきができるようにサポートしてあげてください。

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