2024.5.20
ジュニアアスリートを守る!ケアの重要性と正しい方法
20年近くジュニアアスリートをサポートして気づいたのが、子ども、特に成長期の子どもの成長とパフォ...
お役立ち情報
サッカーに野球、バスケットボール、水泳、陸上、体操など、小学生ぐらいから競技スポーツを始める子どもが全国には沢山います。これは関東や関西の大都市に限った訳ではありません。
中学生の全国大会などに帯同した時も、案外、上位の成績を出す子どもたちは、地方都市の子だったりします。高校生の全国大会を見ても、野球でもサッカーでも、バスケットボールやバレーでも、案外、地方都市の学校が優勝したりしています。
そんな中で熱心にスポーツをしている子に限って、小学4,5年生ぐらいから、膝が痛い、腰が痛いなどの痛みを抱えながら練習をしているのはご存知ですか?
私はトレーナー歴27年で、この10年ぐらい前から、小学4、5年生ぐらいで、膝や腰などを痛めて、わざわざ1時間、1時間半ぐらい離れているところにお住まいの方がスポーツ整体を受けに来られています。
そのほとんどの方が「中々、小学生からしっかりサポートしてくれるところがなくて、ずっと探していました。」と言われます。
そうなんです!
案外、小中学生の子どもたちを中心にサポートしている整体院は、なかなかないのです。でも、頑張っていたスポーツを、ケガや痛みでリタイアするのってもったいないと思いませんか?
だからオンラインが定着した今だからこそ、地方都市にもジュニアアスリート専用のトレーナーの育成すべきだと考え、2021年4月からスポーツ整体師コースに、プラスしてジュニアアスリート用の知識や技術を指導して行くことにしました。
子どもは第2次成長期に、一気に骨が成長を始め、体が一気に大きくなり、大人の準備をし始めます。ただ、その成長とは逆に、筋力は勝手には強化されず、バランスを崩し始めます。身長が伸びだし、姿勢が悪くなってくるのも、体が硬くなるのも、この時期に起こりやすい特徴です。
そんな体が良くない状態で、日々の練習、練習で筋肉を酷使していると、膝や腰が急に痛くなる子が出始めます。
しかも、子どもは大人の体と違って、まだまだ骨が完全に硬くなっていない状態なので、筋肉を酷使し続けると、筋肉が付着している骨の部分が剥がれてくる、ジュニア期特有の症状があります。
昔は成長痛を言われていましたが、今では「オスグッド氏病」「セーバー病」と症状名が付き、ジュニアの保護者の方々も知るようになりました。先にも述べましたが、子どもの場合は、大人と違って骨が柔らかく、過度にストレスが掛かると、剥がれてしまうので、予防が大事です!
でもその大切な予防方法を、保護者の方や指導者の方はあまりご存知がないのが現状です。
オスグッド病やセーバー病は、起きてからでは元に戻せないような症状なので、絶対、それを防がなければなりません。なのに、予防法を知らないので、練習が休みの日を増やしたり、練習時間を短くしたりする方法しかご存じないのです。
スポーツ整体師として、大人の方を沢山施術されてきたとしても、子どもの場合は、体が違い、予防することが大事なので、新たにジュニアアスリート、子どもたちをサポートできるスポーツ整体師の育成が必要だと感じています。
練習量以外に、予防するってどういうことだと思いますか?
実は、本人はわかっていなくても、体は先に変化をし始めます。それを見抜けば予防につながるという事です。
オスグッド病は、腿前の筋肉(大腿四頭筋)の疲労が原因です。本人に「疲れているか?」と確認しても、大半の子どもは「大丈夫です!」と言い切ります。
でもその大丈夫だと思っているタイミングで、少し予兆が出始めていたりするのですが、本人に聞いても正確に答えない、わからない状態なので、ジュニアアスリートトレーナーとして、体を診る力を養えば、例えばオスグッドの場合は、事前にこのような体の特長が出始めるとか、セーバーならこのような特徴が出ると知っていれば、確実に予防が出来ると考えています。
整体師さんは、痛みを取り除くことがお仕事ですが、実は、予防的な知識や技術はあまりお持ちではないはずです。再発防止の技術はお持ちかも知れませんが。。。
小学生ぐらいから、しっかりとサポートが出来れば、ケガも少なく、競技力も上がり、競技人生も長くなると考えています。
その為には、ジュニア専用のトレーナーの育成と、保護者や指導者に知識や技術を共有し、「トレーナー」と「ご家庭」がしっかりと連携をして行けば、子どもたちは競技に集中できるのでは?と思っています。
その為にジュニアアスリートコンディショニングクラブ(JACC)も同時に発足し、保護者や指導者に知識やご家庭でできるホームケア方法などを教えて、その地域のトレーナーを紹介していこうと考えています。
これからトレーナーを目指そうと考えている方で、地方都市に住んでいることで、諦めている方がいらっしゃれば、是非、一度、話だけでも聞いてみてください。
まだまだ専門のトレーナーがいないのでチャンスです!
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