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NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)とはどんな資格なのか?
パーソナルトレーナー 2021.3.16

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)とはどんな資格なのか?

今では人気の職業の一つにもなったパーソナルトレーナー。

パーソナルトレーナーの資格を取ろうと思っても色々な資格もあるし、資格がなくても出来るような情報も目にしたりするとどの資格が良いのかわからなくなりますよね。

そんな中、NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)は難易度が高く、合格率も高くないけど、一番良いみたいだと思っても、実際、NSCA-CPTってどんな資格なのかわからないという方に、NSCA-CPTの資格について解説します。

その前にパーソナルトレーナーの資格にどんなものがあるのかを代表的なものを挙げてみます。

パーソナルトレーナーにはどんな資格があるのか?

パーソナルトレーナーには様々な資格が存在し、その中で最も一般的で信頼性の高いものをいくつかご紹介致します。

  • NSCA-CPT
  • NESTA-PFC
  • JATI-ATI

まず、世界的に認知されている資格として、NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定するNESTA-PFTが挙げられます。この資格は、確かな専門知識とトレーニング技術を身につけることができ、多くのトレーナーが取得を目指しています。

また、国内でも人気が高いのが、JATI(日本トレーニング指導者協会)が認定する資格です。JATIの資格は日本国内で働くトレーナーに適したカリキュラムが用意されており、実践的なスキルを身につけることができます。

主な古くからあるパーソナルトレーナーの資格を挙げてみましたが、今ではパーソナルトレーナーが人気の小苦行になりましたので、より色々なパーソナルトレーナーの資格が増えているように思えます。

NSCA-CPTの資格は、世界的に評価されている資格の一つででもあり、この資格を取得すると筋力トレーニングやコンディショニングのスペシャリストとして認められ、多くのジムや施設で活躍することができます。

ただパーソナルトレーナーの資格がなくても活動が出来ると思われているのも事実です。確かにパーソナルトレーナーの資格を取得しなくても、もしくは簡単に視覚が取得言出来るような資格でもパーソナルトレーナーとして活動をすることは可能です。

だからこそNSCA-CPTとはどんな資格なのかを知っていただき、NSCA-CPTを目指して欲しいと思います。

NSCA-CPTとはどんな資格なのか?

NSCA(National Strength and Conditioning Associationの略)はストレングストレーニングと、コンディショニングに関する国際的な教育団体として1978年に設立されました。

現在では世界88の国と地域において会員が活動しており、この膨大な会員のネットワークをもとに、ストレングストレーニングとコンディショニングの実践と研究から得られた最先端の情報を、論文集、ジャーナル、ウェブサイト等を通じて世界中に配信し続けています。

NSCAは他の多くのスポーツ関連団体と異なり、スポーツ科学、各スポーツ競技、医療分野、フィットネス分野などの様々な専門家グループと共に、スポーツパフォーマンスとフィットネスの向上を目的とした、適切なストレングストレーニングとコンディショニングの活用という共通のゴールを目指して活動しています。

NSCAの使命の中心は、科学者とスポーツ現場の指導者との橋渡しです。ストレングストレーニングとコンディショニングの分野に関する新しい研究の実用化を目指すことで、トレーニング指導の専門的職業としての発展を促進しています。(NSCAジャパンサイトより

先程挙げたNESTAやJATIに比べると、NSCAの資格は取得するのにはハードルが高いです。だからついつい、NSCA-CPTを取得したいと考えても、難しそう、自分には無理かも?と思って諦める人もいると思います。

でもやっぱりパーソナルトレーナーになるためには、NSCA-CPTの資格を取りたいと思うのはなぜだと思いますか?

研究に基づいた知識と現場での応用を広く普及する人材の育成》それがNSCA認定の資格です(NSCAジャパンサイトから抜粋)

NSCAの資格認定者数は、2018年8月末時点、全世界で延べ46,000名を超えています。
その中で、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)とNSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)は、日本語で受験することができます。

CSCSは、1985年に認定試験が開始され、ストレングス&コンディショニングの認定資格として唯一、1993年より全米資格認定委員会(NCCA)の承認を受けている資格です。

NSCA-CPTは、1993年に認定試験が開始され、米国内はもとより、国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定資格として、1996年よりNCCAの承認を受けています。(NSCAジャパンサイトより)

NSCAの資格は2つある

NSCA認定の資格には2種類あります。

NSCA-CSCS]と「NSCA-CPT

NSCA-CSCSは

傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。
指導対象は主にアスリート、スポーツチームです。筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営、管理することも重要な職務となります。また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導など、教育者的側面も併せ持っています。

ストレングスコーチ、アスレティックトレーナー、パーソナルトレーナー、医師、フィットネスインストラクター、研究者などがCSCSの資格を取得しています。(NSCAジャパンサイトより)

NSCA-CPTは

健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
指導対象者はアスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。

パーソナルトレーナーのほか、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者、理学療法士、柔道整復師などがNSCA-CPTを取得しています。(NSCAジャパンサイトより)

でも残念ながら誰もが受験できるという訳ではありません!

NSCA-CSCSは

  • NSCAジャパン会員である
  • 学位(学士・修士・博士)取得者、または高度専門士の称号の保持者
  • 有効なCPR/AEDの認定者
  • CSCS認定試験 基礎科学セクションに合格
  • CSCS認定試験 実践/応用セクションに合格(NSCAジャパンサイトより)

NSCA-CPTは

  • NSCAジャパン会員である
  • 満18歳以上
  • 高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
  • 有効なCPR/AEDの認定者
  • NSCA-CPT認定試験に合格(NSCAジャパンサイトより)

CPTは高校を卒業していれば受験できますが、CSCSは4年生の大学(学部、学科は関係なし)を卒業していないと受験が出来ません。短大や専門学校を卒業されている方は受験が出来ませんのご注意ください!

少しレベルが高いというのがわかっていただけたと思います。

どうすればNSCA-CPTが取れるのか?

2016年から試験方法が変わり、コンピューターベースの試験になりました。なので、これまでのように試験日が決まっているのではなく、自分で試験日を決めることが出来るようになりました。

また試験会場も、これまでは全国で7か所での受験でしたが、全国で受験することが出来るようになりました。

試験日も会場も自分で選ぶことが出来るようになったので、地方都市に住んでいる人にとっては、わざわざ試験を受けに行くために時間や交通費を使って行かなくても、近くで受験できるようになったのは大きいねですね。

NSCAジャパンのサイトから、資格試験を受ける手続きさえすれば、スクールや学校に通わなくて独学で受験することも可能です。NSCAの資格を取得するためには、独学で取ろうと迷われている方もいらっしゃると思いますので、NSCAの資格を独学で取得をお考えの方は、下記の関連コラムもご覧ください。

関連コラム:『NSCA-CPTは独学でも取れるのか?』

NSCAの試験を受けるためにはどうすればいいのか?

試験を受けるまでの流れを解説します。

出願

  1. NSCAの会員になる
  2. 公式サイトの右上にある「マイページ」にログイン
  3. 受験料のお支払い
  4. 学歴証明書の郵送
  5. 出願手続き完了後、試験案内のメールが届き予約する

会費

NSCAの会員になる必要がありますが、年会費は下記の通りです。

  • 正会員:13200円(対象 個人)
  • 学生会員:11000円(大学生、大学院生、専門学校生、高校生、中学生)

受験するためには、会員になることが必須になりますので、必ず公式サイトをご覧ください。

受験料

NSCA-CPTの受験料は46000円(税込み)になります。

受験料は安くないので、まずは自分に自信が出来てからお手続きを行うようにしてください。

NSCA-CPTの資格試験の出題範囲

NSCAの資格試験はとにかく範囲が広い!深い!

しかも試験時間は3時間です。3時間で155問あります。(うち15問はノンスコアード問題です)

*ノンスコアード問題とは、将来の試験問題を評価するために試験問題中に点在する、採点されない問題の事。

  • クライアントに対する面談と評価
  • エクササイズテクニック
  • プログラムプランニング
  • 安全性、緊急時の手順、法的諸問題

かなり広い範囲から出題されるので、広い知識と深い理解が必要だと感じています。

パーソナルトレーナーを目指すには、この難関のNSCA-CPTを取得したい!と考える人は、やはり広く、深い知識を身につけたいからだと思います。

NSCA-CPTの試験勉強

何となくNSCAがわかり、受験方法がわかってきたと思います。
肝心なのは、試験を受けるまでにどのようにして知識を付けて行くのか?です。先程もお伝えしましたが、NSCAの資格を目的とした学校やスクールで学ぶか、自分で独学で受験するのかになります。

  • 独学
  • スクール等で学ぶ

ここでもう一度、関連コラムの記事をまだお読みでない方は、関連コラム:「NSCA-CPTを独学でも取れるのか?」をごご覧いただきたいです。

関連コラム:NSCA-CPTを独学でも取れるのか?

NSCAの資格を取得するためのスクールや学校が全国でもまだまだ少なく、そのために自分で学んで受験するしか方法がないと思われている方もいらっしゃいます。

ただ、全く知識や経験がない方はお勧めしていません。上記の記事にも書かせていただきましたが、しっかり学んで、早く資格を取って、いち早く現場で活動するようにしたら、スクールで学ぶ代金も回収できると思います。

自分に先行投資ですね!

当スクールの【NSCA-CPT合格保証付きのパーソナルトレーナーコース】の詳細はこちら

最後に

何度もお伝えしましたが、パーソナルトレーナーは人気の職業の一つです。NSCA-CPTを知らずにスクールに入り、資格を取得し、現場で活動をされている方も沢山いらっしゃると思います。

パーソナルトレーナーの資格の中にも、NSCA-CPTのような昔からあるものもあれば、ここ数年でできた団体や資格もあります。

NSCA-CPTのような資格を取ること自体大変なものもあれば、2~3ヶ月ぐらいで取れる資格もあれば、働く先の研修で取れるようなライセンスのようなものもあります。

もし一生、パーソナルトレーナーを本業として活動をし続けたいと考えているなら、資格選びは慎重になってください!その為には、すでにパーソナルトレーナーとして活動を長くされている人の意見や感想も聞くことも良いと思います。

我々は、本気でNSCA-CPTを取りたい人だけを、マンツーマンに近いレベルでNSCA-CPTの資格試験に合格するまでサポートをしています。時間にも余裕があって学べる人もいれば、時間もなく、働きながら取りたいと考えている方もいると思いますので、2006年から育成してきたノウハウ、スクールに併設のラボでは、実際に講師や卒業生の方がパーソナルトレーナーとして活動をしていますので、今のパーソナルトレーナー業界などの現状も理解しているつもりですので、わからない点、不安な点をお聞きするために、個別相談・説明会もオンラインで随時行っております。

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