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スポーツ整体師になるためには資格は必要?おすすめスクールも紹介します
スポーツ整体 2021.3.18

スポーツ整体師になるためには資格は必要?おすすめスクールも紹介します

整体師になりたい!整体師になってアスリートやスポーツをしている人をサポートしたい!と思われている方が、整体師を目指すのではなく、今ではスポーツ整体師として活動をされている方がいらっしゃるから、スポーツ整体師になりたい!と思うのではないのでしょうか?

スポーツ整体師とは一般の方だけの施術ではなく、アスリートやスポーツ愛好家の方などのカラダを調整する人がスポーツ整体師です。そんな整体師ではなく、スポーツ整体師になりたいと思っている方に、スポーツ整体師の資格や育成スクール、普通の整体師との違いなどについてご紹介いたします。

僕自身はスポーツ整体師として27年活動をし続けていますが、30年ほど前はスポーツ整体師と言う言葉さえなかったし、育成スクールなどもありませんでした。僕は体育大を出ていたり、スポーツトレーナーとして活動をしていて、整体の資格を取得して活動をしてきました。なので僕が経験してきてスポーツ整体師さんとはどういうものか?どんなお仕事をしているのか?どのようにするとなれるか?などをお伝えします。
スポーツ整体師と一般の整体師の違いなど、よく聞かれるのでその辺りもお伝えします。

スポーツ整体師とは

スポーツ整体師とは、アスリートやスポーツ愛好家のパフォーマンス向上とケガのサポートする整体師です。

なぜスポーツ整体師が必要なのでしょうか。
スポーツ選手は体を酷使するため、筋肉や関節への負担が一般人と比べて大きくなり、怪我や痛みが生じるリスクが高くなります。

スポーツ整体師は、選手の体(筋肉や関節)のバランスを整えることで、ケガや痛みのリスクを軽減し、パフォーマンス向上につなげます。

また、スポーツ整体師は独自の専門的な技術や知識を持ち、選手が持っている潜在的な能力を最大限引き出すための調整を行います。

さらに、スポーツ整体師は選手のフィジカル面のサポートだけではなくメンタル面のサポートも行います。競技において精神的な不安やプレッシャーも競技の結果に大きく左右するため、選手がリラックスし、自分の力を発揮できる状態を整える最高のパフォーマンスを引き出すことも行います。

このように、スポーツ整体師は選手のフィジカル面・メンタル面の両面からサポートし、総合的なパフォーマンス向上に貢献するのがスポーツ整体師の役割です。

スポーツ整体師になるためには資格が必要?

スポーツ整体師のなるためには資格が必要になります。スポーツ整体師の資格を持たずに、患者さんの施術を行うことはできません。ただスポーツ整体師は国家資格なのですか?と言うご質問を頂きますが、国家資格と民間資格の違いをお伝えします。

整体師でも一般の方だけの施術ではなく、アスリートやスポーツ愛好家の方などのカラダを調整する人がスポーツ整体師と言う資格をお持ちの方々です。

ただここで資格について、しっかりとした認識が必要になりますので、最初に解説をしておきます。

整体師、鍼灸師、マッサージ師、柔道整復師などの資格がありますが、まずは大きく分けると2つに分かれます。「国家資格」と「民間資格

  • 国家資格:鍼灸師、マッサージ師、柔道整復師など国が認めた資格
  • 民間資格:整体師、カイロプラクターなどスクールや団体が認めた資格

国家資格と民間資格には大きな違いがありますので、お間違えの無いようご注意ください。

スポーツ整体師になるためにはスポーツ整体師を育成するスクールや学校で学び、スポーツ整体師の資格(民間の認定)を取得してから活動できると考えてください。

スポーツ整体師の資格を取得するために何を学ぶ必要があるのか?

スポーツ整体師の役割は2つ

  • 怪我や痛みを予防する
  • 競技力を向上させる

ではスポーツ整体師の資格を取得するためには、どのようなことを学ぶ必要があるのか?

  • 筋肉や骨、関節などの解剖学
  • スポーツにおけるケガや痛みの種類
  • 競技別のスポーツ傷害
  • ケガをした時の処置法
  • ケガの予防法
  • 姿勢評価法
  • 練習、試合前のケア法
  • 練習、試合後のケア法

実技以外でも、このようなことを学び必要があります。

アスリートやスポーツ愛好家の方は、やはりケガをしたくないので、予防の知識やテクニックを身につける必要があります。

しかも競技別で。

サッカーはサッカー特有の、ゴルフにはゴルフ特有の、マラソンにはマラソン特有のスポーツ傷害がありますので、お客さまの競技種目に合わせて予防が出来るのか?が大きなポイントになります。

それと、競技力をアップしたいと依頼されることがあります。

例えば、もっと早く走りたい、もっと高く跳びたい、勝ちたい、上手くなりたいという願望がありますので、スポーツ整体師としては、普通の整体師と違った学びが必要になります。

スポーツ整体師の仕事内容

スポーツ整体師のお仕事は、整体師のお仕事とは変わらないと思います。(何度もお伝えしますが、スポーツ整体師の資格も、整体師の資格も国家資格ではなく民間の認定になります。)

ただ大きく変わるとしたら患者さん、お客さんがアスリート、もしくはスポーツをされている方の施術がメインになるのではないでしょうか?

一般人とアスリートでは身体は同じであっても、使い方が違いますし、痛みの調整はもちろんのことですが、試合や練習をして疲れた身体の疲労を取り除くこと、また怪我をしないためのコンディション作りが主なお仕事になると思います。

働く場所も、スポーツ整体院などの店舗での施術だけではなく、選手の練習している場所や、試合、大会などの会場でも施術することがありますので、一般人の施術とはかなり違いがあると思います。

また学生アスリート(大学生、高校生、中学生など)のサポートを学校に出向きサポートすることもできると思います。

競技にもよるとは思いますが、大学生などの部活動ではトレーナーとしてスポーツ整体師のサポートを受けているところもありますので、直接、連絡をしてみても良いかも知れません。

ちなみにですが私もスポーツ整体師として、今までに大学の部活のサポートだけでも4校、高校の部活のサポートだけでも3校ほどサポートしてきました。

意外に探していたりしますので、うまく情報をキャッチするか、情報を出し続けると出会える可能性は高いです。

今の大学生であればSNSを活用されているので、近くの大学のSNSを検索してみて、直接交渉してみてはいかがでしょうか?

また将来、トップアスリートになるかもわからないジュニアアスリートのサポートもこれからますます需要があります。あとで詳しく述べますが、スポーツの業界ではスポーツトレーナーの存在は知らない人がいないぐらい認知度が高まっています。

スポーツ整体師としてトレーナー活動もできますので、試合会場や練習場所に行ってのサポートが出来るのもスポーツ整体師のお仕事の一つになります。

スポーツ整体師と整体師との違い

簡単に言うと、一般の方の施術を行うのが整体師、アスリートやスポーツ愛好家の方を施術するのがスポーツ整体師と思っていただいてよいと思います。

何が違うのか?

今では整形外科と、スポーツ整形外科があるように、スポーツをしている人のカラダの使い方と、一般人のカラダの使い方では全く違う部分があります。

先程も述べましたが、特にスポーツをしている人なら、勝ちたい、上手くなりたい、速く走りたい、遠くまで投げたい、柔軟性を高めたいなど、またやっぱり怪我をしてリタイヤしたくないという考えが強く、一般の方の要望とは違う要望がありますので、一般人の方を沢山施術していたから、アスリートやスポーツ愛好家の方のカラダを調整できるとは思えません。

カラダの事だけではなくて、スポーツの種目の特徴、例えば長時間走り続けるとか、スピードやパワーが必要とか、瞬間的にカラダを鵜が貸す必要があるなど、その競技やポジションなどを理解していないと、中々、アスリートからの信用は得られないと思います。

アスリートのレベルにもよりますが、レベルが高くなると選手とのコミュニケーションを重要なスキルになってくると思います。

痛みの施術だけではなく、予防のための施術、パフォーマンスアップのための施術が出来るのがスポーツ整体師の役割なので、一般的な整体師と比べて大きく違うところです。

だからスポーツ整体師のほとんどの方が、元アスリートや、学生時代までバリバリスポーツをされていた人が多いです。

ちなみにですが、私は専門競技はハンドボールですが、実は27年スポーツ整体師として色々な競技の選手をサポートしてきましたが、ハンドボールの選手は意外にもサポートしてきていません。

これは私自身の考えですが、専門種目の競技選手をサポートすると、やはり少し整体師と言うより、指導者的な選手のサポートをしてしまう気がしていますので、あえてサポートはしてきていません。

ただ逆に、専門競技の選手しかサポートしないという考えもあると思います!

スポーツ整体師とスポーツトレーナーの違い

スポーツトレーナーとして活動したいために、スポーツ整体師を目指される方もいらっしゃるので、ご質問にも「スポーツ整体師の資格を取得し、スポーツトレーナーとして活動が出来るのでしょうか?」と聞かれることがあります。

スポーツ整体師も、スポーツトレーナーも資格ではなく、団体の認定になりますので、スポーツ整体師でありながら、スポーツトレーナーとしても活動することも可能です。

ただスポーツトレーナーの場合は、サポートする選手やチーム、団体がイメージするトレーナーと、スポーツ整体師として身につけた知識や技術が違う場合がありますので、どのような競技やレベルなどの選手やチーム、団体をサポートするのかは事前に情報を入手しておいた方が良いと思います。

例えばチームからのスポーツトレーナーの要望に、「テーピングを巻いて欲しい」とか「選手たちにウォーミングアップをお願いしたい」などがあれば、やはりスポーツ整体師以外の知識や技術が必要な場合がありますし、もしくはスクールでそれらまで学べるのかを確認しておく必要があります。

スポーツ整体師とスポーツトレーナーでは、多少、選手やチームへの役割が違ってくると思いますので、まずはご自分でトレーナーとしてどのような技術や知識のスペシャリストなのかを明確にする必要があると思います。

27年、スポーツトレーナーとして活動をしていますが、色々なことが出来るというより、これの専門!と言えるようなトレーナーの方が、選手やチームはわかりやすいのでサポートのご依頼を頂けるようになります。

余り良くないのが、施術もできる、簡単なトレーニング指導もできる、栄養のアドバイスもできる、テーピングも巻ける、ストレッチもできる。。。何でもできますよ!と言うより、施術だけは誰にも負けません!とか、選手のパフォーマンスアップのトレーニング指導は任せてください!等と言えるトレーナーの方がサポートさせていただけることが多くなると思います。

ようするに、スポーツ整体師だろうが、スポーツトレーナーであろうが、より専門職になれるように技術や知識を取得する必要があると感じています。

今や学生の間でもトレーナーのサポートを受けている時代です。

スポーツ整体師として、スポーツトレーナーとして選手やチームから必要な人になる必要があると思ってください。

レエールSCTSではスポーツ整体師とNSCA認定パーソナルトレーナーの両方が学べる「スポーツコンディショニングトレーナーコース」があり、スポーツトレーナーとして活動する場合は、整体師+パーソナルトレーナー、施術が出来、トレーニング指導が出来るトレーナーは幅広く活動が出来るようになります。

スポーツ整体師の資格が取得できるスクール

アスリートやスポーツ愛好家の方を施術するためには、スポーツ整体師の資格が必要だということはお分かりいただけたと思います。

でも、一般の整体師に比べて、専門的な知識や技術が必要なので、スクールや学校があまりありません。

かと言って、整体師の資格を取得し、スポーツ整体師と名乗る訳にも行きませんので、将来、アスリートやスポーツ愛好家の方の施術を行いたいと考えるなら、スポーツ整体師を育成するスクールや学校で学ぶ必要があります。

ちなみに当スクールは、2006年からスポーツ整体師の育成を行っております。
現場で27年、一般人も含めて、スポーツ愛好家からアスリートまで、小中学生から大人まで色々な競技の選手や団体、チーム、学校などをサポートしてきた理論や知識、技術を、これからスポーツ整体師として活動をされたい方々を教育しております。

2020年からはコロナ問題の影響で、通学しなくてもご自宅で学べるように専用のサイトでいつでも、どこでも、何度でも学べるように動画での授業と、定期的にオンラインでの授業も行っていますので、動画とオンライン授業のハイブリット式の授業で指導しています。

受講生の8割の方が働きながら将来、スポーツ整体師として活動したい方が多いので、働きながらでも純分学べるカリキュラムの内容や、サポートを充実させています。

スポーツ整体師育成コースの詳細はこちら

スポーツ整体師としてジュニアアスリートをサポートする

私自身がスポーツ整体師として27年活動をしてきました。
また小中学生のジュニアアスリートを16年サポートしてきました。

これからスポーツ整体師として、アスリートをサポートしていきたいと考えているあなたに伝えたいことがあります。

全国にジュニアアスリートが、将来を夢見て頑張っています。

この全国のジュニアアスリートをサポートするために、2021年には「ジュニアアスリートコンディショニングクラブ(JACC)」を発足しました。

JACCの詳細はこちら

スポーツ整体師として、将来、アスリートのサポートを目指されているなら、我々と一緒にジュニアアスリートのサポートからしませんか?

ジュニアアスリートをサポートするメリット

  • ジュニアアスリートは全国にいる
  • 競技をやめない限り、長年サポートが可能
  • ジュニアをサポートしている人が少ない
  • ジュニアが痛みや怪我で困っている
  • ジュニアの保護者が病院や接骨院などを探している
  • ジュニアの保護者は他の保護者や学年が違う、競技が違う保護者とのつながりがある
  • 遠方からでもわざわざ来店してくれる
  • リピート率が高い

当スクールに併設の「レエール スポーツコンディショニング ラボ」には小学1年生のアスリートから通ってくれています。

また現在、大学2年生ですが、小学4年生から通い続けてくれています。

ジュニアアスリートの場合は、近くの子どもさんもいますが、7割以上は電車を乗り継いで、30分~1時間ぐらいかけてわざわざ来てくれています。

保護者の方から言われるのが「小学生からしっかりと見てくれるところがなくて。。。」

そうなんです。本当にまだまだジュニアアスリートをしっかりとサポートできる整体師さんは少ないと思いますので、これからスポーツ整体師を目指す方には、ジュニアアスリートトレーナーと言う認定の資格がある子とも知っていただきたいです。

ジュニアアスリートトレーナーの詳細はこちら

まとめ:スポーツ整体師になるためには資格取得は必須です

我々は、整体師とスポーツ整体師では違う資格だと考えています。

ようするに一般人のカラダと、アスリートのカラダが違うということと、施術を受ける目的が違うと感じています。

一般人の方の場合は、膝や腰が痛いという場合に、整体院に行こう!と思われて来ていただけます。

これはアスリートのような競技者も同じです。

でも一般人の方は、痛みが治まれば、通うことをやめる方がほとんどですが、アスリートのような競技者は、痛みがなくなったとしても、痛みが再発しないようにと通い続けられたり、次の試合や大会で、より競技力が上がるように調整に来られます。

よくテレビなどでアスリートの方が「行きつけの整体院」「お世話になっている整体師」などとご紹介されているのを見たことはありませんか?

スポーツ整体師として30年近く活動をしていますが、一般人の方よりも、圧倒的にアスリートの方の方がリピートの確率は高くなりますし、長く通っていただけています。

これから整体師を目指したいとお考えの方で、整体のスクールを検討されている方もいらっしゃると思いますが、そのような方で、整体師になる理由の一つが、アスリートや、スポーツをしている人のサポートがしたい!と思って資格を取ろうと考えている方は、しっかりと整体師とスポーツ整体師の違いを理解し、スクール選びのポイントにしていただきたいです。

長年、アスリートをサポートしてきていますが、やはり一般人の方の施術を長年経験したから、アスリートの方の施術が出来るということにはならないような気がします。

ご参考までに!

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