2024.5.20
ジュニアアスリートを守る!ケアの重要性と正しい方法
20年近くジュニアアスリートをサポートして気づいたのが、子ども、特に成長期の子どもの成長とパフォ...
お役立ち情報
スポーツトレーナーになるためには資格が不要!だと思われている方もいらっしゃると思いますが、スポーツトレーナーと言う資格が存在しませんが学ぶべき知識やスキルは多数ありますので、学校やスクールなどで学ぶことが必要になります。
では実際に、スポーツトレーナーになるためにはどうすれば良いのか、またどのような資格を取得して活動すれば良いのかなどを解説します。
そもそもスポーツトレーナーってどんなお仕事なのか?ざっくりにはなりますが、ご自分が目指すスポーツトレーナとしてのお仕事や、サポートする対象者によってもなり方も違いますし、なった後も違いますので、ただ漠然とスポーツトレーナーになりたいと言うより、もう少しお仕事内容などを理解し、資格の種類や、そのために通うべき学校やスクールなどを決めて行きましょう。
まずはお仕事内容を知る前に、どんな人たちをサポートするかによって、働き方やお仕事場が違ってきます。まずはどのようなレベルの人たちをサポートしたのかを決めるためにも、対象者を3つに分けて解説をします。
スポーツトレーナーになるためにはどうすればいいのか?その前に、どんなスポーツトレーナーになりたいのかにもよりますので、まずはスポーツトレーナーとしてサポートする対象者を考えて行きましょう。
サポートする対象は大きく分けて3つ
競技者とは試合や大会に出場をされている方で、より競技力を向上させたいと努力されている方を言います。その競技者の中でも、日本を代表するようなトップアスリートや、僕自身、メインでサポートしているジュニアを中心とした学生アスリートなどのような競技者のサポートをする。
競技者をサポートする場合、特にトップになればなるほど、当たり前のことではありますがトップアスリートの人口が少ないところに、これからスポーツトレーナーとしてトップアスリートをサポートしたいとお考えだと、専門的な学校やスクールを選ぶだけではなく、よりプロフェッショナルな知識や技術が必要になりますので、今ではアメリカやヨーロッパなどの海外で学び、海外の資格を取得される人もいらっしゃいます。
競技者と言うレベルではなく、ゴルフやテニス、マラソン、ジョギング、登山などのスポーツを楽しんでいる方のサポートをしたいとお考えなら、わざわざ海外に行って資格を取る必要もないように思います。もちろんそれが悪いという訳ではありません。健康維持や怪我や痛みの予防、長くスポーツを続けていける体つくりのお手伝いがメインになりますので、少し競技者とは違うサポート内容になります。
先程も触れましたが、小学生から大学生までの学生アスリートのサポート。学生アスリートの中にも日本を代表する選手もいらっしゃるので、一概に学生アスリートとひとくぐりには出来ませんが、中学生が高校生の部活動や、小学生の少年団等で活動をされている学生さんをサポートする場合も、トップアスリートをサポートするための資格や知識、技術とまでは行かなくても活動が出来る場合もあります。
学生アスリートのサポートの場合は、少年団や学校単位で活動をされていますので、個別のサポートとチームのサポートが出来る可能性があります。
まずはスポーツトレーナーになるためには、将来も含めてトップアスリートのような競技者をサポートしたいのか、大好きなスポーツを長く、楽しく続けて行きたいひとたりをさぽーとしたいのか、将来、トップアスリートになる可能性もある学生アスリートをサポートしたいのか、また個別でのサポートなのか、チームサポートなのかでも資格や学ぶことが違ってくるので、まずはどんなスポーツトレーナーになるのかを決めて、その活動に合った資格を選び、その後、学校やスクールなどの学ぶところが決まってくると思います。
大きく分けると身体のことを専門としますので、痛みや怪我の予防や早期回復のためのメディカル系、メンテナンス系か、競技力アップ、技術向上のためのトレーニング系のお仕事が主な内容だと思います。
もちろん両方を担当される方もいらっしゃると思いますが、どちらかの専門家になった方が良いと思います。
また働く場所もまちまちです。
例えばスポーツ愛好家のサポートをご希望であれば、スポーツジムなどが一般的で、トレーニング指導やエクササイズでスポーツ愛好家のサポートが出来ます。
また競技者レベルになると、練習会場や試合会場はもちろんのこと、選手がよく利用する場所、チームに所属する選手であればチームの施設にもなると思います。
学生アスリートになると、学校内のグラウンドや体育館やトレーニング施設などになると思います。
スポーツトレーナーとして独立し、ご自分で施設を作り、そこにサポートする人たちに来ていただける環境を作ることも可能です。ご自分のトレーニングジムや、治療院・施術院、エクササイズルームなどを開業される場合は、色々な競技、色々な人たちをサポートする事も可能です。
最近では、レンタルサロンや、レンタルジムなども増えてきていますので、そういったところに来ていただき、トレーニング指導やメンテナンスを行うことも可能になってきました。またこれからますます需要が増えそうなのがオンラインでのサポート。ZOOMなどの会議ツールを使って、離れたところにいるアスリートや愛好家の方をサポートする事も可能になってきましたので、これからは益々働き方も幅が出てくるように思えます。
僕は自分が高校生の時にハンドボールをしていましたが、肩を痛め最後は投げられない状態でも続けていたという苦い経験があるので、やはり怪我や痛みで苦しむアスリートを助けたいという気持ちから、最初はカイロプラクティックを学び、次に整体を学び、怪我や痛みで苦しむ人のサポートや、予防のためのコンディション作りが主なスポーツトレーナーとしてのお仕事です。
次にどんな人がスポーツトレーナーに向いているのか?をお伝えします。
よく「僕はスポーツトレーナーに向いているのでしょうか?」「スポーツを熱心にしていないのですが、スポーツトレーナーになれますか?」とご質問を頂きますが、スポーツトレーナーに向いている人はどのような人なのかをお伝えしたいと思います。
僕個人の感想ですが、スポーツをしてきていない人より、競技レベルはどうあれスポーツをしてきている人の方が、よりスポーツをされてきた人の方がクライアントさんの気持ちや立場がわかると思いますので向いていると思います。
武道をされてきて球技系のアスリートや、体操などの競技をしてきて陸上選手などのサポートはどうでしょうか?競技種目によっては合う、会わないはあるかも知れません。もしお仕事として自分が経験してきたスポーツではないアスリートをサポートする場合は、スポーツトレーナーとしての専門的な知識や技術だけではなく、競技特性なども知る必要がありますので、実際、サポートする競技の大会や試合を見学することをお勧めします。
レベルはどうあれスポーツと真剣に向き合っている人なので、スポーツトレーナーとしての自信を持っている人の方が頼られることは間違いないです。経験の差もあるかも知れませんが、そもそも自分自身に自信がない人より、自信がある人の方が、クライアントさんから見ると安心できる人の方が良いです。
もちろん自信過剰な人は問題ありですが。。。
資格を取って満足など向上心がない方は求められません。競技者は常に向上心をもって努力を日々欠かせない人たちなので、スポーツトレーナーとして向上心を持ち、広く深い知識や技術を身に付けて行こうと努力できる人は向いていますが、ちょっとした勉強で満足し、向上心がないと競技者からすると心を開こうとしませんので向いていないと思います。
あとサポートする内容によって違いますが、競技者は少しメンタル的に置き込んだ時に、スポーツトレーナーに相談したりしますので、時間外の夜などにメールやLINE等でやり取りをする可能性もありますので、仕事が終わったらやり取りはしません!と言うよりはいつでもOK!の方が安心されると思います。
最後になりますが、当たり前の話、土日に練習や試合、大会がありますので、土日に休みを取りたいと考えている人はやめた方が良いと思います。
これらがわかってきたら、いよいよ資格について知っていただきたいです。
スポーツトレーナーと言う資格はありませんが、スポーツトレーナーとして活動をしている人たちは、どのような資格を取得して活動をされているのか資格について解説をします。
・アスレティックトレーナー(AT、ATC)
・理学療法士(PT)
トップアスリートをサポートするためには、この2つの資格があった方が良いと思います。良いというよりないと厳しいかも知れません。
・健康運動指導士
・健康運動実践指導者
・鍼灸・マッサージ師
・柔道整復師
・整体師
などが挙げられると思います。スポーツ愛好家の場合は、怪我や痛みの予防や早期回復がメインとなる場合がありますので、メディカル的な資格を取得するのが良いと思います。
・アスレティックトレーナー(AT、ATC)
・理学療法士(PT)
・鍼灸・マッサージ師
・柔道整復師
・整体師
などが挙げられます。先程も述べましたが、学生アスリートでも小学生と大学生では違う可能性もありますし、地域の大会レベルの場合と、全国大会での上位レベルのアスリートでは違う可能性があります。
ある程度、資格がイメージ出来たら、最後はどうすればその資格が取得できるのかをお伝えします。
スポーツトレーナーとして活動するために大学をお考えの方は体育大学があります。他にも体育大学ではなくても、体育学部、スポーツ○○学部など専門の学部を持つ大学もありますので、4年間、しっかり学びたい方には大学への進学をお勧めします。
またトップアスリートなどのサポートをお考えの場合は、海外の大学もありますので、本場のアメリカで学びたい方は、ぜひ、チャレンジしていただきたいと思います。
【主な資格取得可能な資格】アスレティックトレーナー(AT、ATC)、理学療法士(PT)、鍼灸・マッサージ師、柔道整復師、健康運動指導士、健康運動実践指導者など
専門学校は高校や大学と同じように、朝から夕方まで、月曜から金曜、土曜日まで授業があり受講し、資格取得を目指します。中には夜間コースもある専門学校もあります。
比較的学ぶ時間がある方には専門学校をお勧めします。
【主な資格取得可能な資格】アスレティックトレーナー(AT)、理学療法士(PT)、鍼灸・マッサージ師、柔道整復師、健康運動指導士、健康運動実践指導者、整体師など
専門学校とは違って、英会話教室のような、自分の空いた時間を利用して学べるのがスクールです。もちろん、スクールのカリキュラムに合わせて通う必要がありますので、各スクールのカリキュラムをご確認下さい。
スポーツトレーナーの専門学校は大学に通うような感覚なので、比較的10代や20代の方が多く学ばれている傾向です。
高校や中学校と同じで、専門学校の場合は、月曜日から金曜日、土曜日まで朝から夕方までずっと授業がありますので、学ぶ環境では短い時間で色々なことが学べると思います。
期間も1年や2年制がほとんどですので、色々な知識や技術を身につけたいと思っていて、時間がたっぷりある方にはお勧めです。
【主な資格取得可能な資格】健康運動指導士、健康運動実践指導者、整体師など
働きながらスポーツトレーナーの資格を取得し、将来、転職を考えている人も多いと思います。でも、実際、働いていると学校やスクールに通うのは困難ではないでしょうか?
そういう方には通信講座をご検討されてはいかがでしょうか?
インターネットの普及や高速化などから、また2020年からのコロナ問題などで、学校やスクールも通信講座やオンライン講座、動画講座など、学び方も幅広くなってきました。
通信講座は、昔のようなテキストが送られてきて、自宅で学び、提出するというような授業の形式より、動画やオンライン授業などと合わせて授業が受けられるような学校やスクールが増えています。
このような形式の学校やスクールが増えると、働いているから学べない人だけではなく、地方都市にお住まいの方や、小さなお子さんのママなど周りに学校やスクールがなかったり、家から出ることが制限されている方にとっては学びやすい環境が整いつつあります。
ちなみに僕がトレーナー育成しているスクールでは、オンラインと動画で学ぶスタイルに変更しましたので、将来、転職を考えているサラリーマンやOLの方、小学生ぐらいの子を持つお母さん、地方都市に住む方、海外にお住いの日本人の方など、通学コースの時よりも色々なところから、色々な方たちが学ばれるようになりました。
27年スポーツトレーナーとして活動をしてきましたが、そこでこれからスポーツトレーナーとして活動をお考えの方に、働き方のご提案をさせてください。
トップアスリートをサポートさせていただいてから、学生アスリートをサポートするようになりましたが、強いチームだったからか大学1年生で入学、入部されてくる何名かは、すでに高校生のうちに怪我で手術をしていたり、痛みを抱えていたりして、入学後の5月や6月ぐらいには古傷が痛むと言って、パフォーマンスダウンする選手がいました。
そこで、今度は高校生のサポートを行いましたが、大学生と同様、すでに痛めた状態で入学してくる子がいました。
じゃあ、まだ怪我や痛みが少ない小学生からサポートして、怪我や痛みを防ごうと思いましたが、そこで感じたのが「運動能力のばらつき」「柔軟性不良」「姿勢の悪さ」です。
これらが原因だと思われますが、小学4年生ぐらいから膝が痛み腰が痛いと練習を休む子がいます。また、専門競技は得意でも、それ以外の体育の種目で苦手な種目がある子が目立ちます。要するに運動能力が万能と言う子より、専門種目だけ能力が高い子が多いように感じました。
ジュニアの場合は、オスグッド病やシーバー病など、ジュニア期特有の痛みがあり、それを予防する必要があります。でも、その予防法を指導者や保護者の方が知らないことが多いので、5年生から中学2年生ぐらいの間で、このような痛みに悩まされます。
それに子どもの場合は、体が大きくなる前に、神経系の発達が12,13歳ぐらいで完成します。だから筋トレよりも先に神経系を高めるトレーニングが必要なのに、まだまだジュニアの練習では、練習以外では腹筋や背筋、腕立て伏せなどのみ。。。
これでは小学生、中学生の間で壊れてリタイヤする子が増えてしまいます。
だから2021年にジュニアアスリートを専門的にサポートが出来るトレーナーの養成講座をスタートさせました。全国に日々頑張っているジュニアアスリートがいます。その子どもたちの能力をより高めるトレーナーになりませんか?
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